カスタマーレビュー
2009年の終わりに Personal Soundtracks 槇原敬之
2009年、日本のPOPS界では、ポジティブな歌詞を安易なメロディーに乗せて歌うスタイルが、ますます主流を占めるようになりました。サビに入ったらすぐに、その後のメロディーがどのようにまとまるのかが、簡単に予測できる曲が増えていて、またそれらを多くのリスナーが支持しているように感じます。それは、ある意味、ド演歌の展開に近いです。
2008年の終わり頃に出た、このアルバムをあらためて聴き直してみると、「安易なメロディーに逃げない」という意志が伝わってくるような、それでいて難解ではなく、あくまでもPOPな曲の連続に嬉しくなります。例えば、4曲目の「君の後ろ姿」のサビのメロディーは、「安易なメロディーに逃げない」の好例だと思います。
このようなメロディーをひねり出せるのは、才能の豊かさもさることながら、過去の洋邦のPOPミュージックからの幅広い影響と、それに対する敬意があるからではないかと思います。
2010年、日本のPOPS界のために奮闘を期待します。
エルトン化 Personal Soundtracks 槇原敬之
「ほんの少しだけ」で、ヒップホップに接近したのでブラックミュージック寄りのサウンドプロダクションへ移行するのかな、と思っていたのだけれど、結局前作、今作共に大きな変化は見られない。ますますエルトン・ジョン化が進んでいるというか、出来上がった楽曲に、一番適切なアレンジと歌詞を施して、手堅くまとめたといった印象。特定の音楽性へ焦点を当てるというより、出来上がった楽曲をどう料理するか、というところに焦点が当たっているようだ。
この人は完全にメロディの人なので、これは然るべき方向なのかなという気がする。
ただまあ、この路線も「太陽」以来ずっと続いていて、「EXPLORER」で一旦ピークに達しており、その後も一定の水準を維持しているものの、そろそろマンネリ化してきたのも事実。
楽曲の出来が抜群に良く、アレンジも丁寧でバラエティに富んでいるので(今作も)出来には何ら不満はないのですが、ただ次作以降は、もう少し実験性とか、あるいは意外性が求められるような気がする(そうでないと、なんかジェームス・テイラーみたいに老け込んでしまいそうで、という勝手な心配なんですが)。。
この人は自らのルーツであるアメリカンポップスやブリティッシュポップを自分なりに消化/解釈が出来て、なおかつ大衆性を持った作品として仕上げられる人で、更には非常に研究熱心で最新のミュージックシーンへの気配りも欠かさない人なので、何ら心配ないとは思いますが、
本作の出来が相変わらず非常に良いだけについ変化を求めたくなってしまうワガママなファン心理でしかないのだろうか。
d=(ΦдΦ+)グッジョブ!!! Personal Soundtracks 槇原敬之
超いいです♪
そして泣けます。
昔のマッキーが♪♪
癒されます。
Personalのいきつくところ Personal Soundtracks 槇原敬之
このタイトルを見て、感じるところがある。
以前、バービーボイズのいまさが、
「個人的なことを突き詰めていくと普遍性につながる」といっていたが
槇原の今回のアルバムもそれに近い。
かなりPersonalなアルバムなのに、
(友人の死に対する気持ちを赤裸々に歌った歌もある)
それが、暖かく聞こえるのは、
それぞれの「個人的」なことがらは、
すべての人が体験する「普遍的」事柄に
つながるのだということであろう。
また、本来POPSとは、そういうものだろう。
以前槇原が、ユーミンとテレビに出たときに、
「POPSって戦っているよね。」という話をしていたけれども
それがよくわかる。
POPSには、ROCKにない戦いがある。
まあ、難しいことをいうのはやめよう。
このアルバムは、御託を並べて批評するアルバムではない。
日常のシーンの中で、ふと聞いてしまう。
それでいいアルバムだと思う。
個人的には、FireFlyが、このアルバムの中で聞くと違う意味合いに聞こえる。
アルバム全体のエンディングに聞こえるから不思議だ。
心温まるよいアルバムだと思う。
待ってたよ Personal Soundtracks 槇原敬之
すごく楽しみに待っていたアルバムです。
11曲目の「The Average Man Keeps Walking.」が収録されるとラジオで聞いて、フルで聴けるのを楽しみにしてました。
この曲は槇原さん自身もファンと公言している(番組に声優としても出演していました!)
TOKYO−FM曲のラジオドラマ番組の為に書き下ろされた楽曲で、もちろん歌詞もかなりのファンぶりがうかがえます。
キラキラした朝日のような、「よし、今日もがんばろう。」って素直に思える大好きな曲で、ラジオドラマで聞くたびに本当に良い曲だなぁ〜って思います。
このアルバム、前作よりもストーリー性がハッキリしていて聴きやすかったです。
自分の気持ちを曲に寄せてシフトするのではなく、繰り返す日々の中にすでに「ある」気持ちや場面が本のページをめくるようにキチンとしたシーンとして区分されているので無理なく聞ける。
逆に言うと、どこで一旦止めてもちゃんと聴けるアルバムです。これはなかなか珍しい。
作りこみすぎず、聴く人の側に立ったセットリストだと感じました。
どこまでも、心優しいマッキーらしいなぁ・・・。
最新レビュー Personal Soundtracks 槇原敬之
収録曲・トラック
Disc1
1.Taking The Central Course
2.幸せはタイヤを穿いてやってくる
3.Chocolats et Sweets
4.君の後ろ姿
5.Orange Colored Sky
6.つま先立ちで(笑)
7.WE LOVE YOU.
8.Hey...
9.僕の今いる夜は
10.Firefly~僕は生きていく
11.The Average Man Keeps Walking
12.Merry-go-round '08 ※初回盤限定ボーナストラック
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