カスタマーレビュー
男ではなく「漢」の映画 ライトスタッフ [DVD] サム・シェパード
この映画の良いところは、1人と7人の宇宙飛行士たちを対比して描いたところでしょう。宇宙開発競争に国家予算が削られ、テストパイロットの役割が削られていった時代が、彼らに反映され見事に描き出されています。
宇宙候補生となったのは、そのテストパイロットたち。テストパイロットは、当時の信頼のおけない機体(有事の際はその場で脱出する方が危険だった)を操り、死と隣り合わせの毎日を過ごし、死亡率が非常に高い職業でした。
この時代のテストパイロットは、はっきり言って頭の神経が切れているというより、「ない」人ばかりです。だからこそ、海のものとも山のものともつかない初の有人宇宙飛行の候補として選ばれたのでしょう。
映画の主人公の一人、世界初の音速で水平飛行を達成したチャック・イェーガーは、大学卒の学歴がなかったために候補から落とされてしまいます。ただ、自伝などを読むと、ご本人が飛行機馬鹿という感じで、あまり興味がなかった感も受けます。
このサム・シェパード演ずるチャック・イェーガーが、個人的に、反則なくらいに格好良すぎて参りました。もちろん、他の宇宙飛行士たちも素晴らしい。芸達者な俳優陣が揃って演じていますので、どれもキャラが立っています。脚本も、史実と虚実をいい具合に混ぜ合わせてあり、見ごたえのある映画に仕上がっています。
少々長い映画ですが、長さを感じさせません。どちらかというと地味な題材ですが、見るものに訴えかけてくる良い作りになっています。特に男性の方は必見でしょう。
男のロマン、静かだが熱い、「男」の生き様を描いた傑作 ライトスタッフ [DVD] サム・シェパード
3時間を越える、超大作にして、「男」のロマンを駆り立てる
壮大かつ雄大な人間ドラマの傑作。
マクロ的には、米ソ冷戦のマーキュリー計画、宇宙開発競争を
背景に、空軍パイロットから宇宙飛行士として米国の英雄
が誕生して、やがてアポロ計画に・・という、近代の壮大な歴史
物語を、ジャーナリズムを原作にして、克明に描く。
かたや、サム・シェパードをはじめ、音速の壁をやぶることに
執着心を燃やす昔ながらの空軍テストパイロットと、元は同じ
仲間だが、やがて、宇宙飛行士となって英雄になったり、その裏で
英雄になれなかったり、と、さまざまな人生をえがきながら、
「男だねえ」と思わずうなる人間ドラマとしても成功した傑作です。
とにかく、サム・シェパードがカッコよすぎて、涙が出ます。
国家の戦略で英雄に祭り上げられて、政争の具ともなっていく
飛行士たちと対比して、地に足?をつけて、音速の壁をやぶり、
しかし、彼も成層圏を突き抜けて、宇宙飛行士たちと同じ、
宇宙の星ぼしをその目で見た・・・。このシーンは絶対泣けます!
「正しい資質」とは何か?このタイトルとこの映画で、この言葉
「ライト・スタッフ」という言葉は、私の中に生き続けています。
飛行機乗りのガッツと英知、パイオニア精神をモットーに、 ライトスタッフ [DVD] サム・シェパード
ライトスタッフは、飛行機乗りのガッツと英知、パイオニア精神をモットーに、
危険を恐れず、いつも楽天的に、そして失敗しても素敵なジョークを返すことを忘れない、愛すべき宇宙飛行士候補生達の物語。
余談ですが、
漫画版パトレイバー 一話目のタイトルは、ライトスタッフ。
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