カスタマーレビュー
テーマは評価できるが、内容が脚色しすぎ 監査法人 DVD-BOX 塚本高史
日の当たらない場所にスポットを当てたという点は評価できますが、どうもドラマティックな面だけを強調しすぎて、逆に引いてしまいました。
橋爪功をはじめとして脇役人は非常に魅力的なのですが、他の片が書かれているように主人公がミスキャストなので、違和感が隠せません。どうみても20台半ばにしか見えず、周りで起きているのは大事件に対して、苦悩している内容は大変薄っぺらいです。
あと、気になったのが主人公の口のききかたの悪さ、人からなにか言われた時の反応で「え゛っ」っていうのはないでしょう。主人公の一人称が誰に対しても「オレ」というのも安っぽさを助長しています。
また、上場監査についてのエピソードがありますが、まともな証券会社が主幹事であれば、役員の経歴チェックは上場審査ではねられますし、会社の内部統制もみていますので、上場して調達した資金がどこにいったのかわからないということは流石にやり過ぎでしょう。
本来は関連している証券会社やベンチャーキャピタル、銀行等をはしょって、わかりやすくしようということだと思いますが、脚色するには限度があるかなと思います。
「真実原理主義」からの決別 監査法人 DVD-BOX 塚本高史
このドラマが面白いのは理想を追ったその後を描いている点である。旧ジャパン監査法人理事の小野寺は厳格監査の理想を追い、前会長を退任させ新たにエスペランサ監査法人を作り代表理事になった。エスペランサ監査法人は小野寺の理想を現実にする「厳格監査をする監査法人」ということで社会における信頼を築いていった。
しかし、理想を目指しているとはいえ戦いの場は現実である。理想を追う機関としてのエスペランサ監査法人が他監査法人に飲み込まれてしまったり、経営がうまくいかず失速してしまえば、理想のへの道も遠ざかってしまう。そこでは、「現実的な」経営が必要になってくる。理想実現のツールとしての機関を維持させながら理想を追うのと、ただ単に理想を叫ぶだけというのはまったく違う戦い方が必要になる。
苦しい戦いをしている小野寺と、いまだ理想を叫んでいるだけの若杉の対立がカメラを通して客観的に描かれる。この描写を持って視聴者はこの理解し合えないお互いの対立をより高い次元から俯瞰できるように作られている。
若杉はその後エスペランサ監査法人を退職し、新たに一会計士として企業の顧問をすることになった。若杉はここで経営に直面する。若杉は厳しい人間である。会計士の理念を全うしようとしている。そして、それを通して真実を追究しようとしている。しかし、事実をそのまま追求するということよりも高次のものを発見することになる。それは、希望であった。
事実はときに残酷である。そして、それを「残酷な事実だ」と提示するのは以下に述べることに対しては容易い。それはすなわち、「残酷な事実を受け入れ、それに絶望せず、戦える限り戦い事実をよりよいものに変えていく」ということなのだ。これを実現する根底には人々の愛がある。
NHKがこういうレベルのドラマを作れると感心した! 監査法人 DVD-BOX 塚本高史
ストーリーは現実に起きた問題(メガバンク崩壊、ベンチャーへの闇社会からの融資、等)に沿っていてかなりリアルだし、前半と後半でガラッと展開が違うし、良くできているドラマだと思う。何より、「監査法人」という一般的には理解不能な職業に目をつけたのは素晴らしい。
キャスト的には、前理事長を演じた橋爪功と、新理事長を演じた豊原功補が、特にハマっていた。厳格監査という理想に燃えていた新理事長が、新理事長になった途端、会社の存続という会社本来の目的と違う視点が入り、前理事長のように変わっていくのは、会社が本来の目的を失う恐ろしさをよく描いていると思う。
細かいことを言えば、「ロンゲの監査法人代表社員とか、ありえねー(主役の塚本高史は、正直ミスキャスト)」という感じだし、松下奈緒演じる茜は「上司にこんな話し方する社員、懲罰物だ!」と思うし、主人公のプライベートの話は突っ込みが浅く、必要なかった気もする。また、流行のアメリカのドラマと比べては明らかにテンポは遅いので、アメリカドラマを見慣れている人はイライラするかもしれない。
それでも、十分に見る価値のあるドラマ。NHKがこういう内容の、こういうレベルのドラマを作るようになったのか、と感心した。
最高です! 監査法人 DVD-BOX 塚本高史
6話でこれだけの内容をかなりうまく描いていると思います。
1話1話始まる冒頭に「フィクションです」と書かれているところが
なんか、リアリティを感じたのは私だけでしょうか?
すばらしい作品なので、お勧めです!
経営者にはたまらない。 監査法人 DVD-BOX 塚本高史
観始めると止まりません。会計士や監査法人を身近に感じる秀作。ハゲタカとの比較でいうと、独身男性はハゲタカ派、独身女性と既婚男女は監査法人がお好きなのではないでしょうか?ホライズン・インベストメントワークス・ジャパン鷲津とエスペランサ監査法人の小野寺の攻防を観てみたいですね。僕も株式公開を目指して、ベンチャー企業を経営していた時代があり、監査法人ともお付き合いしていたので、後半2話は猛烈に感情移入しました。経営者にはたまらないドラマでしょうね。
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