カスタマーレビュー
泡沫の夢の終わり 二十面相の娘 8 [DVD] 平野綾
リアリティは兎も角…少女が主役ながら萌えに走り過ぎず、爽やかな印象を残していったこの作品 野暮な事は言いますまい…現世の夢を堪能してください
ホットミルク?気の抜けたコーラ? 二十面相の娘 8 [DVD] 平野綾
終始、演出・脚本のツッコミ所=作りこみの甘さを感じた作品。
最後の事件後、取材攻勢を避けるためチコは日本を離れるのですが・・・、事件関係者に対する事情聴取はないの?身代金要求もないまま一味と行動を共にしたいたのは不自然であり残党が再度、接触してくる可能性から主人公をマークしない警察は無能。マスコミはチコを有名人扱いするのに有名税の取立てはありません。
二十面相一味も無能。裏社会に相応の勢力を持つ一団が見張り要員も立てず(これはリーダーが支持しておく事)一度の敵襲でほぼ壊滅などありえない。そのくせ金と人手が必要な飛行船などは、この後にも出てくる。チコにやたら目をかける一方で部下の安全管理に全く気を配らない二十面相の態度にも製作側のスタンスが見える。
厳しい態度で主人公に接して鍛えてくれるようなキャラは置かず、脇役は都合の良いお助けマンや悲劇を煽るための舞台装置。本当に優れた脚本家は脇役にも自分の考えがあるように命を吹き込むもの。本作の主人公至上的にキャラを動かすストーリーには終始「甘い」「温い」といった印象を受けました。
胸の辺りも奥ゆかしい理想のヒロイン。 二十面相の娘 8 [DVD] 平野綾
2クール作品ながら最終回まで一度もトーンダウンせずワクワク感を持続できたのは久方ぶりで、退屈させない構成の巧さが光りました。特に中盤以降、主役は無論、脇役も悪役に至るまで丁寧にキャラを立たせ、個々の背景を想像させる血の通った物語に進化していきました。それは取りも直さず物語の時間を積み重ねることに成功したということです。「罪を憎んで人を憎まない」一貫したスタンスが堅持され、作品と人物への作り手の思い入れが垣間見えるようでした。チコを演じた平野綾にとって美甘千津子(みかもちづこ)役は大きな財産になるでしょう。今や彼女の代表作は「涼宮ハルヒの憂鬱」ではなく「二十面相の娘」である。ワクワクする冒険譚と個々の人生に射す哀しい翳り。青春の切ない情動を隠したジュブナイル。チコにとって運命の人二十面相ですが、彼にとってのチコもまた当初の予感を遥かに凌いでファムファタール(運命の女性)となっていく。千津子に関わる人々は皆多かれ少なかれ、凛とした強さとそこはかとない優しさに心を動かされる。美しく可憐な風貌と明晰な頭脳、強い意志と行動力、抜群の運動神経、奥ゆかしさと慈愛を知る聡明な魂を兼ね備えた美甘千津子はまさに完全無欠のヒロインです。民衆の深層に戦争の爪痕が消え残る昭和の時代設定も少し古風なキャラクターの個性に馴染み、作品を包む清澄な空気感に香る一抹の寂寥が胸に沁みます。運命的でも不確かな絆を揺らがせる流転の波紋がやるせなく、分け合えない孤独をそれぞれに抱えた人たち。安らかな日々への郷愁を置き去りに少女を運び去る波乱の運命のまにまで、凛と前だけを見据える健気さが眩しい。
最新レビュー 二十面相の娘 8 [DVD] 平野綾
二十面相の娘 8 [DVD]を買った人はこんな商品も買っています
関連ページ
|