カスタマーレビュー
刑事を「人」として濃く描く事 ゴンゾウ〜伝説の刑事 DVD-BOX 内野聖陽
放送当時、一話完結の刑事ドラマと思っていたので2回目辺りで「え?また続くの?」と思いながら観ていましたが、たくさんの謎を含んだひとつの事件を全編の主軸に据えて、各回ごとに濃密なサイドストーリーを織り込んだドラマでした。
主人公の心の傷として残る、亡き恋人の「この世界に愛はあるの?」という言葉の持つ本当の意味が何なのかがラスト辺りで重要になります。
第何回かちょっと忘れましたが、犯行で使用された拳銃のルートを辿って古びた工場を訪ねる回は、最初から最後まで映画さながらの格好良さでした。あと、綿引さん演じるベテラン刑事が入院中の病院で「孫の為に生きていたい(みたいなニュアンスのセリフ)」から捜査の第一線から外してほしい、と言うシーンは妙にリアルで心に残りました。エリート刑事の主人公に対する憎悪等、格好良いだけの刑事ドラマではない、それぞれの刑事の刑事として以外の生活と人生観に目を向けた人間ドラマです。しかし深刻なばかりではなく、主人公の下手クソな習字(?)やインコ話、若手刑事たちのワイワイする感じ等、随所に笑える所もあり、楽しめました。毎週、オープニングのサンバ(?)に何故か癒されました。
人間味溢れるドラマに感動 ゴンゾウ〜伝説の刑事 DVD-BOX 内野聖陽
単なる刑事ドラマではなく色んな視点からの人物の描写、加害者、被害者、刑事そこに関わる人々。特に汚れ役の池脇千鶴さんの演技力はセリフにも凄味あって良かった。女優として一段と腕を上げたなと思いました。涙あり感動あり笑いありの「ゴンゾウ」を一人でも多くの人に観てもらいたいです。番宣になりますが、内野さん主演の「臨場」も面白いので根こそぎ観てやれ。
オンエアから見ればよかった・・・ ゴンゾウ〜伝説の刑事 DVD-BOX 内野聖陽
評判を聞いて、つい最近DVDで見ました。登場人物の人間像が丁寧に描かれていて、それぞれに感情移入してしまいます。こんなに丁寧に描いているドラマはそうないと思います。ひとつの事件を軸にはりめぐらされたストーリー、最後まで目が離せません。下手に、人気だけある役者を使っていないところが、また骨太な印象を受けました。ただ強いだけでなく、悩み苦しみ不器用に生きていく主人公の姿に胸が苦しくなるんですが、ユーモアも忘れない。なんで、オンエア中に見てなかったのか、とても悔やまれます。ぜひ、多くの方々に見ていただきたいドラマです。また、黒木刑事に会いたい!いや、あの所轄のみんなに!名作だと思います。内野さん、素敵でした〜。
真実に寄り添う深い淵 ゴンゾウ〜伝説の刑事 DVD-BOX 内野聖陽
2009年の再放送を偶然出先で遅い昼食を取りながら横目で眺めていたらピンと鼻が利いた次第です。
骨子のしっかりとした連続ドラマというのはどの話数でも引き込まれるものなのかもしれません。
このドラマは人間模様を丹念に描いたことが多くの支持を受けるにいたった要因ではないでしょうか?抽象的な言い回しかもしれませんが、四季の移ろいに似ているかもしれないとも思うのです。
黒木が杏子を助けたこと、杏子を愛したこと。その陰で佐久間の家庭に起きていたことを見過ごしてしまったこと。自身の信念に疑いを持つことなく突き進んだにも関わらず、報われることのない結果に苛まれ杏子の幻を求め踏み出してしまったこと。そして「ゴンゾウ」と陰口を叩かれながらも陽気に振舞いながらも表舞台に上がることにためらう黒木。夏から秋へ、そして凍てつく冬。黒木の季節は表向きの春満開とは裏腹に花咲くことなく季節を留めてしまう。
「ヴァイオリニスト殺人事件」で出世した佐久間に尻を叩かれ表舞台に引き戻される黒木。凍てつく冬の中で様々な人間模様に接する黒木。ロダンと塩むすびをかじり、被害者天野もなみの人となり、両親の心象や、負傷した寺田老刑事の告白。拳銃を直してしまった津田老人の孤独。潜入捜査を仕掛けた岡林から黒木に向けられた銃口。黒木の眼映る杏子の姿。
人間模様の様々を描き、真実へと黒木は歩み出す。刑事として人間として、真実に寄り添う深い淵を
物語は丹念に追いかける。黒木は真実へと辿り着くことが出きるのか?
ぜひ、たくさんの皆さんにご覧頂きたい人間ドラマです。毎回流れる主題歌が、一歩一歩進む歩みの
音色に聞こえてきます。
2009年4月に第30回向田邦子賞を脚本を執筆したの古沢良太氏が受賞されました。おめでとうございます。最後に、ルミ子が大好きでした。
繰り返しの鑑賞に耐える、見ごたえのあるドラマです!! ゴンゾウ〜伝説の刑事 DVD-BOX 内野聖陽
放映中から夢中でしたが、改めてDVDで見直すと、脚本・演出・俳優陣たちの熱演、どれをとっても素晴らしいのに感心しました。
主人公黒木が、実に人間らしく、悩み傷つき苦しみながら、遂に真犯人に辿り着き、癒し(許し)を得る姿には、これまでのどのドラマにも無い感動があります。また、その他の登場人物たちが抱える弱さや苦悩も、共感出来ることばかりで、1人ひとりを応援したくなりました。1話限りのキャストにも、それぞれ光るところがあって素敵です。(ニコラス再登場などは、そういったファンの声に応えてくれたのか、と思うほど、でした。)
普段は、いわゆる刑事モノ・事件モノは観ないので、そういう番組が好きな方がどう思われるかは分かりませんが、私は、こういう作品なら、また観たいと思います。
DVD特典は少ないですが、オリジナルブックレットの中の「書き下ろし短編脚本『ゴンゾウ Missing Pieces 』」は、ゴンゾウファンなら必見です。読んでいるだけで、映像が目に浮かんできますが、無理と分かっていても、本当に映像化してもらいたかったです。
特典映像の「スチールギャラリー『伝説の暑い夏』」も、内野聖陽さんのファンなら見逃せない内容ですね。
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