2種類のCDに音質の差はない。音楽CD規格のデジタル処理理論から考えても、マスタリングと再生装置が同じである限り違いは生じるはずがない。商品同梱のパンフレットには音質の改善が大きく謳われいるが、技術的な根拠は示されていない。メーカーは専門家による官能試験の結果と説明しているものの主観的な主張の域を出ない。ディスク材質の違いは音質に影響しないという規格の特性を活かし、安価な材料で生産コストを下げる方向にもこの技術の意義があると思うのだが。一方入っている11曲のクォリティは紛れもない一級品ばかり。しかし、この商品の価値は2枚の音質差にあるのだから低い評価とならざるを得ない。
SHM-CD と通常盤 CD を聴き比べさせて SHM-CD を買って貰おうという趣旨のサンプラーなのに (だからか?)、通常盤 CD の音が悪すぎます。これでは SHM-CD が良く聴こえて当然。試しにSHM-CD を輸入盤 CD と聴き比べてみると、一概に SHM-CD が良いとは言い切れないという印象を抱きました。確かに SHM-CD はすっきりとした音で見通しが良く聴こえますが、雰囲気の豊かさでは輸入盤の方に分があると思います。
収録されているデータを調べてみると完璧に一致するので、CD の素材だけでこれほどまで音質が違ってくることは確か。でもネットで調べていると SHM-CD の方が圧倒的にエラーレートが "高い" という測定結果も上がっています。こうなってくるとメーカーの能書きも鵜呑みに出来なくなってきます。結局自分の耳で判断するしかなく、その機会を安価に提供してくれたという点では、この商品は良かったです。しかしこの 2 枚組だけで判断するのは危険だということです。
SHM-CD に満足できなかった音質難民が SACD に流れて SACD が活気づくという展開が理想なのですがね。
Disc1
1.≪カルミナ・ブラーナ≫~おお、運命の女神よ
2.交響曲 第7番 イ長調 作品92~第4楽章
3.交響詩≪ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯≫作品28
4.ラデツキー行進曲 作品288
5.ヴァルキューレの騎行
6.交響曲 第3番 ハ短調 作品78≪オルガン≫~第2楽章:第2部
7.レクイエム ニ短調 K.626~ラクリモーザ
8.≪マタイ受難曲≫BWV244~終結合唱「われら涙流しつつひざまずき」
9.ピアノ協奏曲 第1番 変ホ長調 S124~第1楽章
10.ピアノ五重奏曲 イ長調 D667 ≪ます≫~第4楽章
11.交響曲 第5番 嬰ハ短調~第4楽章
Disc2
1.≪カルミナ・ブラーナ≫~おお、運命の女神よ
2.交響曲 第7番 イ長調 作品92~第4楽章
3.交響詩≪ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯≫作品28
4.ラデツキー行進曲 作品288
5.ヴァルキューレの騎行
6.交響曲 第3番 ハ短調 作品78≪オルガン≫~第2楽章:第2部
7.レクイエム ニ短調 K.626~ラクリモーザ
8.≪マタイ受難曲≫BWV244~終結合唱「われら涙流しつつひざまずき」
9.ピアノ協奏曲 第1番 変ホ長調 S124~第1楽章
10.ピアノ五重奏曲 イ長調 D667 ≪ます≫~第4楽章
11.交響曲 第5番 嬰ハ短調~第4楽章