カスタマーレビュー
ベストか プロコフィエフ:「ロミオとジュリエット」全3幕 [DVD] ボリショイ劇場バレエ団
プロコフィエフは当初ボリショイ劇場でこのバレエを初演するはずで作曲していたのだそうです。その時の、振り付け師がLavrovskyで、このDVDの振り付けのオリジナルになっています。
バレエは踊りと音楽のいずれを重視するかで好みが分かれるかもしれません。このボリショイの舞台はsymbolicな演出で、舞台があるだけ。マクミラン版のようなお話風の舞台とは全く異なります。ロシアのオーケストラは音が大きく、金管楽器が重厚なのですが、ボリショイのもしかりで、とても彫りの深いダイナミックな演奏で聴き応えがあります。指揮者のZhuraitisは聞いたことのない人ですが、劇場慣れした、聞かせるのが上手な指揮者です。曲の研究も相当していると思われ、実に上手い演奏でした。プロコフィエフによる同じロミオとジュリエットの組曲版がありますが(バレエなしの)、その演奏をアバドの一流の演奏で聴いた後でもZhuraitisの演奏はひけを取らないくらいすばらしいです。
バレエですが、symbolicであるほかに、とても踊りが格好良い、切れの良いのが特徴です。ジュリエットは当時40台後半のBessmertnovaですが、本当に可愛く、また嫌らしさがない。丁寧で、芸術的に昇華された踊りです。少々老けて見えるのはむしろこの場合好ましいくらいです。このバレリーナの踊りは他を寄せ付けない完成度があります。テイボルトには圧倒されましたが、その他、舞踏会でのキャピュレット家の人々の堂々たる攻撃的な踊り、喧嘩の仲裁に入るヴェローナ公の登場とそれに続く踊りと音楽などどれを取ってもすこぶる劇的で格好良いです。コベントガーデンのマクミラン版が色あせて見えるほど劇的でシンボリックな表現に、非常にソフィステイケートされた芸術を見ました。それにしても、プロコフィエフの音楽はすばらしい。スカッと抜けるドスの利いた音楽とこれだけ特徴のある舞台には、少々中毒になってしまいます。私は、どのDVDよりもこの舞台がすばらしいと思います。
踊りと音楽で勝負 プロコフィエフ:「ロミオとジュリエット」全3幕 [DVD] ボリショイ劇場バレエ団
なんと余計な演出のないすばらしいR&Jなのでしょう・・
フェリ主演が最高と思っているバレエファンの皆様へ、是非是非必見映像といいたいです。
ボリショイのこの時代の作品は本当にすばらしいですね。
余計な演劇的演出はないですが、そこに究極のバレエの美を感じます。
仮死状態のジュリエットは、毒をあおった直後のまだ生きているロミオと踊り、最後ロミオがこと切れてから絶望して剣で自殺します。
このあたりは、通常の演出とは違いますが、このシーンがすばらしく、涙・・・です。
踊りと音楽で純粋に勝負できるR&Jはこれだけかもね・・・
演劇性を強く出した素敵な演出は多いけど、やはりバレエは振り付けと踊り手のすばらしさにつきると思う作品です。
多くを語るのではなく、踊りで勝負・・って改めてすごい・・・
脇役まですみずみがすばらしいこの版を長い間見なかったのが悔やまれますが、観て深く感動し、さすがボリショイと思いました。
ティボルト役のヴェトロフ、天下一品、まぎれもなく最高のティボルトです。
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