カスタマーレビュー
未解決事件を扱った作品としては良作ではないか。 ゾディアック ディレクターズカット [Blu-ray] マーク・ラファロ
意外だったのは事件以上に追う側へより焦点が当てられていたことだ。捜査、取材を続けるにともなう危険の数々と追い続けても追いつけない苛立ち、その雰囲気、またこの事件に関わり続けたことでその後の人生が大きく変わった人々もいた、そうした感情の動きも非常によく出ていたのだ。これは実際にあった事件を思えばそれがもっと前面に押し出されるのではと思っただけに予想外の展開であり見所だった。
同じデビッド・フィンチャーの作品ということで「セブン」のような展開を期待したら違うかもしれないが人間ドラマとしてはこちらのほうが上だと思う。
「D.フィンチャー」ゆえに過剰に期待されてしまう不運 ゾディアック ディレクターズカット [Blu-ray] マーク・ラファロ
本作は、アメリカを揺るがした実在のシリアル・キラー「ゾディアック」と、
ゾディアック追跡に人生を賭けた男たちを史実に忠実に描く作品です。
まず、タイトルに掲げたように、
「セブン」「ファイト・クラブ」等で常に観客の度肝を抜いてきたということで、
多くの方(私も)が、実際の事件を扱った本作にも、何か仕掛けがあるのではと、
おそらく大いなる期待を抱いてしまうところに、
D.フィンチャー監督の背負う十字架が見えてきます。
あらかじめお断りしておくと、そういった期待は裏切られます。
たしかに、前半のいくつかのシーンは衝撃的ですが、
本作の力点は、あくまでも後半、
地道な捜査、もどかしい障壁に苦悩する男たちの生き様の描写にあるのですから。
それでも、さすがに力量ある監督だけあって、
中盤の最有力被疑者との対面や、終盤の意外な被疑者との遭遇など、
史実という制約の中で、緊張感あふれる場面を用意しており、
十分に楽しませてもらえます。
また、当時の技術的限界で証拠を固められず、逮捕に至れなかった刑事たちの奮闘に、
敬意を表したいと思います。
キャラハン(「ダーティ・ハリー」)なんかより、よっぽどかっこいいです。
日本語吹き替えはない ゾディアック ディレクターズカット [Blu-ray] マーク・ラファロ
内容については他の方が書かれているので触れません。
まず視聴する前に「ゲゲッ」と思ったのは、
日本語吹き替え音声が存在しないことです。
英語音声/日本語字幕で見るしかありません。
映像と字幕の両方を見ていくのがしんどい方にはおすすめできません。
私は途中で疲れて止めました。
いつもの「雰囲気」を消したD・フィンチャー渾身の一作 ゾディアック ディレクターズカット [Blu-ray] マーク・ラファロ
本作は非常に淡々とストーリーが進んでいく。しかし並の作品と違うのは、やはりD・フィンチャーの力量だろう。「セブン」「ファイトクラブ」「ゲーム」「エイリアン3」など、フィンチャーの作品にはただならぬ雰囲気がある。タイトルクレジットからして然りなのだが、本作はその手の「ギミック」がほとんど使用されず、事件を追うことだけに時間が費やされる。もともとデジタル派の監督なので「その場編集」も円熟の域だが、殺人シーンはフィルムを使用するなど、今回は見えないところへの注力が凄い。劇中唯一の「ただならぬ雰囲気」は地下室で容疑者の知人とグレイスミスが対峙する場面である。ここだけはいつもの「ゾクゾク感」を体感できた。なにしろ実話なので、フィンチャーも派手なデフォルメを避けたのだろう。でも底辺に流れる不安感の醸成はやはり一級で、あっという間の2時間40分である。ラストで犯人を暗示するのはもはや「容疑者」でなく、世界中に犯人を示したことになるので、勇気のいることだったろう(親族もいるわけで・・・)。メイキングも必見のおススメ作である。
本領発揮 ゾディアック ディレクターズカット [Blu-ray] マーク・ラファロ
映画は地味だが、画質はまさにBDの本領発揮と言わんばかりの高画質。
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