カスタマーレビュー
ロマンあふれる名作 ウエスタン スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD] ヘンリー・フォンダ
レオーネ監督の作品の中で最も秀逸なオープニングがこの作品だと思います。
アイデアあふれるオープニングからとにかく目が離せません。
マカロニウエスタンに始まったレオーネ監督の西部劇の一つの頂点がこの作品です。
人によってはこの後の『夕陽のギャングたち』が頂点だという方もいらっしゃるかもしれませんがあれはジャンル分けが非常に難しい作品で西部劇とは言い難いと思います。
話を戻します。失われゆく西部の中で生きる古い男たちがやはり行き場をなくしていくのがこの作品の一つの流れになっています。
フォンダの演じたフランクもブロンソンの演じたハーモニカも、ロバーズの演じたシャイアンも、結局新しい波に押し流されていきます。
完全に出来上がったレオーネ監督の演出はツボにはまる人には心地よい限りです。ゆったりとしたドラマシーンと一瞬で終わるスピード感あふれる決闘シーンの静と動の対比。
緻密に計算されたカメラワークと画面レイアウト、そしてマエストロモリコーネの音楽があります。
知られていないのが非常に残念ですが、その反面こんな素晴らしい映画を知っているのは誇らしい事だと思います。
マカロニ西部劇の逆輸入作品 ウエスタン スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD] ヘンリー・フォンダ
監督レオーネといえば、「荒野の用心棒」である。マカロニウエスタンかスパゲッティーウエスタンかは別にして、象徴的な映画である。その彼がアメリカを舞台に撮ったのが、ヘンリー・フォンダ主演のこの映画である。フォンダが悪役というのも面白いが、ジョン・フォードやエドワード・ドミトリクの西部劇の香りを期待すると少し違う。マカロニ的癖があって、なじめないところが出てくる。見終わってすっきり感がないのも、どちらかというと好みではあろうが、リアリズムの問題ではないかと思われる。イタリアとアメリカの混血的作品ということでは、映画史的価値を持っている。そういう視点で見ることをお薦めしたいが、長尺なのが気になる。
至高の体験 ウエスタン スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD] ヘンリー・フォンダ
ただ、「おもしろかった」だとか、「つまらなかった」だとか、そういう感想とはなんの関係もなく、ただ、なにかを「体験した!」としか言いようのない映画がごく稀に存在するが、この「ウエスタン」は私にとって、そういう意味で、ひとつの体験だった、としか言いようのない映画だ。
そのような「体験」を批評することはできないので、これ以上いうことはない。いや、ほとんど何も。
とにかく、すべて完璧。
唯一の欠点は、「ウエスタン」という邦題のみかもしれないが、しかし、この映画が史上の「西部劇(ウエスタン)」のなかでの最高傑作であり、代表作である、ということを考えれば、その大雑把なタイトルすら「適切」、と言えるかもしれない(・・・が、個人的には「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウエスト」でも良かったかな、と思わないでもないけれど・・・)
余談であるが、この映画は、しばしば、「隠れた名作」というふうに言われているが、アメリカのTIME誌が選ぶ映画100本の中の1本に選ばれているし、IMDBのランキングで19位、また、英のエイパイア誌の発表したオールタイムベスト500でも13位に選ばれている。つまり、「隠れた名作」どころか、逃げも隠れもしない名作である、ということで現在は評価も確定している・・・けれど、私の周りでもこの映画のことを知っている人はほとんどいなかったりする・・・・。
とにかく、もっと多くの人に体験してほしい至高の一本。
隠れた名作 ウエスタン スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD] ヘンリー・フォンダ
このタイトルはもう20年前ほどに何度かレンタルビデオで見て、
そのたびに「隠れた名作だな」と評価していたのだが、
今回改めてDVDを購入して、今までの数多くの映画と見比べても、
非常に完成度が高い感動サクだと思った。
音楽、俳優、ストーリの流れなど、非の打ち所がない名作。
これほど世間に知られていない名作はあるだろうか? ウエスタン スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD] ヘンリー・フォンダ
アメリカにも明治維新はあった! というのが正直な感想。
日本では「篤姫」や「新撰組」などがもてはやされている昨今、その理由の一つに、激動する時代の変化に立ち向かう人間たちの魅力が共通してるように思う。
舞台になる鉄道工事が西部開拓末期を物語っている。
ストーリーはシンプルな復讐物だが、他所では見られない、その味付けが、この映画の最大の魅力だ。
登場人物全てに物語がある。誰を主人公として捉えてもおかしくない。
チャールズ・ブロンソンが要(かなめ)だと思うが、他の役者達の色が強いせいか、クレジットが4番目になってしまうのが笑える。
クラウディア・カルディナーレの一番綺麗だった姿をカラーで観ることが出来る。
音楽はエンニオ・モリコーネ。個人的には、この映画のサントラが彼の最高傑作である。
しかし、私の周りにいる、西部劇が好きな年配者達と話しをしても、この映画の存在を知る人は皆無だ。
何故か?
それは当時の日本の宣伝会社の怠慢に他ならないと思う。
まずタイトル。
いっその事、今からでも原題どおり、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウエスト」に直して再発したほうがいいのではないか?
ジャケットもナンセンスだ。
せっかく名優が名を連ねているのに、これでは誰が出演しているのかわからない。
吹き替えは2時間40分、全篇においてオリジナル音声に切り替わることはないからストレスを感じない。
西部劇の細部を分解してまで解説する特典までついて、2000円程度で購入できる。
流行の映画を観に劇場へ足を運ぶよりも収穫はあると断言したい。
西部劇の最高傑作は、「荒野の決闘」「明日に向かって撃て」など有名な作品が挙げられるだろうが、(中には「レッド・サン」を挙げる人も……)しかし、その行き着く先に、本作が存在するのだと切に訴えたい。
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