エディターレビュー
ファンタジーと聞くと、子ども向けの印象を持つ人は多いだろうが、傑作ファンタジーは、人生を積んだ大人をこそ感動させる。これは、その好例を示す一本である。11歳の少年ジェスは、家では孤独を感じ、学校ではイジメを受ける日々。しかし隣りに引っ越してきた少女、レスリーによって彼の毎日は少しずつ明るさを取り戻す。ふたりは森で見つけた小屋で、空想の王国「テラビシア」を作り上げるのだが…。 テラビシアに住む巨人や不思議な動物が、CGを駆使して映像化される点はファンタジーなのだが、本作の骨子はジェスが立ち向かう日常のドラマだ。レスリーとの出会いがもたらす、クラスメートとの関係の変化や、家族、教師との触れ合いがリアリティたっぷりに描かれる。ジェスとレスリー、そしてジェスの妹を演じる3人の演技は、子役とは思えない自然さで、この点も、かつて子どもだった大人に強くアピール。クライマックスの展開自体は、はっきり言って、ありきたりであるが、ジェスの心の動きを含めて描き方が巧みなので、誰もがうっかり号泣させられるだろう。本当の感動は、このようにもたらされるのだ。涙でにじむラストシーンは、この上ない美しさで光り輝いて見える。(斉藤博昭)
カスタマーレビュー
空想の森より、女の子が突然死んじゃったのが衝撃的! テラビシアにかける橋 [DVD] ジョシュ・ハッチャーソン
家が貧しく絵が上手な男の子と引越しつずきで友達もいない女の子が、学校のかけっこがキッカケで仲良しになり、友情を深めていく話で空想の森で冒険をするんだけど、それから先どうなるのと、まあまあソコソコの感情で話について行った。・・だがレスリー(女の子)が突然なくなってしまう出来ごとは、あぜんとしてしまい、・・脳ミソが固まってしまうくらいショックだった。こんな話の展開なんて読めなかったです。それから先はなんだかせつない話に急変しちゃッて・・・夢あり冒険ありそして悲しみありで終わったけど、最後、男の子の妹の絶妙な上手さの演技が、良かったし、意地悪な女の子が後半からかわいい表情に変化したのも良かった。なにはともあれレスリーと言う女の子の不思議な魅力は忘れることが出来ない。
ジェスにかかわる様々な多感な時代の人間模様を描いた感じでした。・・イイ作品だったと思います。(^△^)
これはファンタジー? テラビシアにかける橋 [DVD] ジョシュ・ハッチャーソン
子供たちと一緒に見ました。
ナルニアを見た後にDVDで見たので、ナルニアティックな展開を期待していたのですが、
あれれ?なにやらファンタジーな展開が遅いようです。
ナルニア王国物語のような作品を期待していると、まったくの的外れになると思います。
家族で見ている途中で、奥さんに「これって、子供向け?大人向け?」ってこっそり聞いた様に、色々な捕らえ方が存在する作品です。
女の子のレスリーは、最初イマイチ可愛く感じなかったのですが、後半に差し掛かってくると、とてもキュートに感じます。
最初から感じさせる影の部分が、最初から最後まで消えることは無く、それでいて子供の頃のドキドキ感を感じさせる...
不思議な後味の作品でした。
もーちょっと、こう、ブラックな感じでなければ★5です。
子供たちは、面白い!もう一回見たいと言ってました。
自分的にはナルニアの方が割り切っていて好みかもしれません。
望みうる最上のファンタジー テラビシアにかける橋 [DVD] ジョシュ・ハッチャーソン
見る側のイマジネーションをかきたてる、という意味では巷にあふれるCG多用の話題作など足元にも及ばない、本流のファンタジーです。
かつて人間味のかけらも感じさせなかった、「ターミネーター2」のT-1000役だったロバート・パトリックが生活感あふれる父親を好演しています。
ストーリーの一部に腑に落ちない点があったのですが、原作のあとがきを読んで、納得が行きました。
ラスト手前までは、ぐっと楽しめる作品です。 テラビシアにかける橋 [DVD] ジョシュ・ハッチャーソン
まず、レスリーの目のデカさに驚く。 顔面の三分の一は目だった。
穏やかに、子供同士の意地悪ありの、ちょっとした友情の育みありの、悪意のあった友との可愛らしい仲直りありのと、ほのぼのパターンで進む。
最後、あれあれあれあれ????と思ったところでエンディング。
これは評価のとても高い作品だが、わしは凡人なので、テラビシアが何だったのか?最終的にこれでいいのか?とか、理解が弱いまま終わってしまった。 全体の五分の四は楽しく楽しく観ていたが、終わってみれば、エンディングだけのために、あんだけ金とCGを使っても良いのか?とか、何で妹が女王なの?とか、あの八年生のパンチは痛そうとか・・・そんな感想。
ほんと、ラストが勿体無いと思う。
大人のファンタジー テラビシアにかける橋 [DVD] ジョシュ・ハッチャーソン
将来絶対美人ちゃんに成長することまちがいなしのレスリー役、キーラ・ナイトレー似のアナソフィア・ロブちゃんの笑顔がなんともキュートな作品。ファンタジーシーンでは当然VFXが駆使されているものの、これみよがしのまがまがしさを感じることのない<ほど良い>合成映像に非常に好感がもてる。隣に引っ越してきたレスリーちゃんと貧乏育ちで絵を描くことだけが心の救いのジェスが、近くの森に想像上のファンタジー王国を築くというお話。
あくまでも子供の想像上のファンタジーがVFX化されているため、(ラストシーンを除いて)リスや鷹がせいぜい毛深かったりする程度のかわいらしいCGシーンに、思わず心がなごんでしまうはずだ。米国の低所得者層の子供たちが通う小学校やジェス一家の貧乏生活もリアルに構成され、妹には甘いくせに息子には現実を押し付ける父親をダークマスター(悪の親分)と重ねた演出も気が効いている。
個人的な願望として、途中から全く姿を見せることのなかったレスリーちゃんを、ラストのお涙ちょうだいシーンでもう一度見てみたかった気がするのだ。まるで途中降板したかのような唐突な消え方に多少違和感を感じる人も多いはず。しかしながら、(やたらと大げさなVFXに頼らずとも)大人が楽しめるファンタジーとしては申し分のないデキであることは間違いない。圧倒的な現実の前にいつの間にか忘れ去ってしまった子供の頃の<大切なもの>を、映画館で想い出せるかもしれませんよ。
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