エディターレビュー
多くのアーティストに曲を提供し、カヴァーされるランディ・ニューマンのソングライターとしての力量が、思う存分発揮された名盤。古き良きアメリカ映画のような美しいメロディと風刺の効いた歌詞が特徴的だ。 演奏は、ライ・クーダーやジム・ケルトナーなど、アメリカの代表的ミュージシャンたちが盛りたて、アルバム全体に深みを与える。特に黒人奴隷の歴史をストリングスの流麗な演奏で包み込み、歌いあげる<1>は、ため息が出るほど美しい。(たかいしさとし)
カスタマーレビュー
アメリカを歌う セイル・アウェイ+5 ランディ・ニューマン
アメリカの風景とは当たり前ですけど場所と時代で様々なんですけどこれもそのひとつです。アメリカ人ではないので歌詞も細部はわかりませんが今のアメリカがこの感性に戻っていくのも近いのではないでしょうか!?
シリアスに、シニカルに セイル・アウェイ+5 ランディ・ニューマン
本作('72年作)のメロディや雰囲気だけを捉えると間違いなくR.ニューマンの真骨頂を見逃してしまいます。(いえ、純粋にバーバンクサウンドを味わえる一作として楽しんでも、それはそれでいいのですが。)
シリアスに、シニカルにアメリカという国を政治を歴史を見つめるこのソングライターは恐ろしいほどに自らのオピニオンを歌(歌詞)に込めているのが判ります。
悲しいかな、やはり母国語でない英語の歌詞を深く聞き取るのは困難ではありますが、ならば是非歌詞カードを手元にお聴きになることをお勧めします。
殊に、余りのメロディの美しさに忘れてしまいそうになりますが、米における過去の黒人奴隷を歌った[1]、一人有頂天になっている(?)アメリカを嘆く[2]など、この人独自の感性が非常によく判る作品だと思います。'70s初頭のSSWブームにあって、暗喩的ではあるものの、かなり強烈なことを言っている(歌っている)点は他のSSWとは一線を画すモノを持っています。
まさに名曲のソング・ブック セイル・アウェイ+5 ランディ・ニューマン
72年発表の4作目。ランディ・ニューマンの代表作の一つだと思う。この人の歌と演奏はかなり渋い。だから曲も渋く聞こえるのだけど、なぜか他の人がカヴァーすると物凄くポップに聞こえるから不思議だ。ぶっちゃけ良い曲を渋く聞くアルバムってことで納得すれば良いわけだけど。大半の曲は誰かがカヴァーしているであろう「人に愛された」名曲集です。サウンドはピアノの弾き語りに薄く弦などが絡む感じで、ノスタルジックで暖かい。バーパンクにも通じるような古き良き時代のアメリカを感じさせるサウンドです。しかしその歌詞は辛口でアメリカの負の部分を諌めるものも多い。そんなわけで歌詞も理解しないとこの人の本質的な部分は見えないでしょう。ハーパース・ビザールが1stでカヴァーした5.も有名ですが、何と言ってもリンダ・ロンシュタットがカヴァーした1.が代表作の一つで、アメリカを夢の国と称して連れてきた黒人の物語です。この曲を聞いていると現在とこの先の日本が思い遣られます。
最新レビュー セイル・アウェイ+5 ランディ・ニューマン
収録曲・トラック
Disc1
1.セイル・アウェイ
2.ロンリー・アット・ザ・トップ
3.愛をふりまくあいつ
4.昨夜の夢
5.サイモン・スミスと踊る熊
6.オールド・マン
7.ポリティカル・サイエンス
8.バーン・オン
9.息子への手紙
10.デイトン・オハイオ 1903
11.帽子はそのままで
12.神の歌
13.レット・イット・シャイン(未発表デモ)* Bonus Track
14.メイ・ビー・アイム・ドゥーイング・イット・ロング(未発表スタジオ・ヴァージョン)* Bonus Track
15.デイトン・オハイオ 1903(未発表初期ヴァージョン)* Bonus Track
16.帽子はそのままで(未発表デモ)* Bonus Track
17.セイル・アウェイ(未発表初期ヴァージョン)* Bonus Track
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