エディターレビュー
役者たちの演技がとても光っている作品だ。物語自体は実はどうってことない話。母親が父親に愛想を尽かして家出。その間に家にやってくるようになったのが父親の愛人で、型破りだが暖かい心を持つヨーコという女性だった。そんなヨーコと次第に固い絆で結ばれるまだ小学校4年生の長女・薫。この物語はそんな薫の視点から描いた家族ドラマとなっているのだ。劇的な変化があるわけでもないのだが、例えば一見すればヨーコはサバサバした豪快女なのに、物語が進むにつれてジワッと日陰者な寂しさがにじんでくる。彼女の傷ついた心が次第に透けて見えてくるのはすごい。またヨーコのことを好きなのはわかるが、どこか無愛想だったりする父親の微妙な心のサジ加減も次第に見えてきて胸が熱くなる。いろいろあって娘の薫が傷つき、何も言わずにそんな父親の腹をボコボコ殴るシーンがあるのだが、それを黙って殴らせ続ける様に、父親の気持ちと娘の気持ちが痛いほど伝わって涙がつい出てしまったほどだ。竹内結子、古田新太、子役の松本花奈ら主役級から端役に至るまで、リアリズムあふれる演技には本当に舌を巻く。もちろんすべてのツボを抑えた、細部にまでこだわった根岸監督の演出も絶品だ。(横森文)
カスタマーレビュー
泣くシーンの美しさ。 サイドカーに犬 [DVD] 竹内結子
竹内結子。
かわいい。
まあ、簡単にストーリーを言うと、しつけに厳しいお母さんが家出したあとにやってきた親父の愛人。
その女性の自由奔放さに戸惑う少女。
戸惑いながらも、刺激を受けつつ、、、みたいな感じ。
まあ、これといって特別書くべきことがあるストーリーではないんですが。
竹内さんと子役の女の子の演技がとてもよかった。
ものすごい劇的に何かが変わるわけでもないし、どんでん返しが待ってるわけでもないし、ある意味淡々と進んで行く映画。
でもだからこそ、その中での演技が浮き上がる。
喜び、悲しみ、戸惑い。
そんなもんが。
竹内結子が泣くシーンはとてもよい。
今、涙を流させたら竹内さんの右に出る女優さんがそうはいないんじゃないでしょうか。
竹内結子さん、ナイス! サイドカーに犬 [DVD] 竹内結子
根岸吉太郎監督による2007年の作品。原作は芥川賞受賞作家・長嶋有のデビュー作品。主演は竹内結子さん。共演はミムラ、古田新太、鈴木砂羽など。
実の母親が家を出て行ったと入れ替わりに家に入り込んできた若い女性ヨーコさん(竹内)と少女とのやり取りが鮮やかに描かれています。ヨーコさんはドロップハンドルの自転車に乗って、ソバージュ髪にくわえタバコ、何につけても大雑把な性格で、母親とはまるで正反対。しかし、豪快なようでいてふと見せる寂しげな表情や涙が何とも言えずフェミニンな魅力を振りまいています。ある日、家を出ることに密かに決めたヨーコさんは少女を夏の思い出づくりの旅へと誘います。はじめは打ち解けなかった2人は、次第に心を通わせるようになり…。
父親の愛人であり、感情豊かな女性という難しい役どころを竹内結子さんが好演しています。また内気な少女役の松本花奈さんも細やかな心情変化を見事に演じています。大人にとっては何とも思わない行動、言動でも、少年少女にとっては大きなイベントだったりします。打ち解けあった2人が自転車を二人乗りするシーンは一幅の名画のようです。夏の旅を終えて、2人の別離のシーンは悲しくて儚げです。
成人して社会人になった20年後の少女(ミムラ)が、かつてヨーコさんが住んでいたアパート近くで佇んだり、ドロップハンドルの自転車に乗った女性を見かけるとついつい目で追ってしまう…。誰しもその時々で忘れられない人物や出来事があります。大人になってもついフラッシュバックのように記憶の奥底から浮かんできては消えたりします。気になる人や思い出の土地を、衝動的に訪ねてみたくなるときがあります。誰にもがもっているそんな郷愁ともいえる感情が見事に描かれた作品です。
Because 竹内結子!! サイドカーに犬 [DVD] 竹内結子
I must declare I'm a big fan of 竹内結子 and that's why I'm interested in this movie. Frankly speaking, I don't really know what's the theme of it. May be I was taking it too complicated and it's just a story about a little girl's strange or interesting experience with a mysterious young woman in a summer vacation. As simple as that. 竹内結子 performed well in this movie, tough and kind and somehow got something deep inside that couldn't get rid of. The 4 star rating goes mostly to her (well, I'm a big fan).
気持ちのいい型破りです サイドカーに犬 [DVD] 竹内結子
よかったです。久しぶりに惹きこまれる映画を観ました。
皆さん言われるように、「ヨーコさん」が素敵でした。
型破りであること、常識に囚われないことってどういうことだろうっていつも思います。それは、決して、奇を衒うことや派手であることではないんだろうなって。
むしろ、限りなく常識的であり、常識の輪郭を把握しているからこそ、それとは異なる自分なりの輪郭を作り上げることができるのだろうなって感じます。
ヨーコさんは、常識に誠実で、常に思考を停止していませんでした。「石油は後何年でなくなるって言われた?」とか、数々の名言も、誠実に考えている人だからこそ出てくるんでしょうね。
この話の登場人物もそうですが、誰にとってもどうしようもない地味な現実ってあるんだと思います。それに逆らうのではなく、誰かのせいにするのではなく、気持ちのいい型破りで受け入れていく。
爽快な映画でした。
不自然だけどいい映画 サイドカーに犬 [DVD] 竹内結子
あんな美人が、あんな醜男にほれるなんて、ありえない状況〜〜
しかし、余韻の残るいい映画だと思う。
松本 花奈がとってもいい演技をしていたと思う。
自分を好きになってくれた人を大切にしたいと思う気持ちは永遠ですね。
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