カスタマーレビュー
「七人の侍」と並ぶ、見所満載の娯楽傑作! 隠し砦の三悪人<普及版> [DVD] 三船敏郎;上原美佐;千秋実;藤原釜足
とにかく太平と又七の凸凹コンビが目を引きますが、
それ以外にも危機を脱出するための機転をこらす真壁、
凛とした品を醸し出す雪姫、
真壁と同じ人種である田所兵衛。
これらのキャラクターを交えつつ、祭りや槍の一騎打ちなど、
本当に見所が満載です。
ある意味、「七人の侍」を対をなす作品かもしれません。
あちらはあくまで受動的に村を守る侍と農民の話。
こちらは能動的にお家再建のために立ち回る侍と姫と農民(!)の話。
とにかく娯楽に徹しているこの作品、観て損はなし。
何度観ても、突っ込みどころがわかっていても、笑ってしまう太平と又七のコンビは最高です!
まさしく娯楽大作です 隠し砦の三悪人<普及版> [DVD] 三船敏郎;上原美佐;千秋実;藤原釜足
昔見て面白かったので、今回大画面テレビで再度見たが、やっぱり評判通りのとても面白くて楽しめる作品です。
ストーリーは、三船敏郎扮する武将と金塊目当ての二人の百姓の3名が、戦争に敗れた国のお姫様と金200貫を隣国に連れ出すという割と単純な内容ですが、その過程では、絶体絶命の危機を一瞬の機転で乗り切るところや、敵に捕らわれた百姓が反乱兵に紛れて階段を駆け下りるど迫力のシーンや、三船敏郎が逃げる敵兵と猛スピードの馬上で繰り広げる迫力満点の戦闘シーンなど見所満載です。
勝気な雪姫(上原美佐)のきりりとした眼差しの美しさもよかったし、猿回し役の二人の百姓(千秋実と藤原釜足)のとぼけた掛け合いも楽しめました。
黒澤監督映画屈指の作品で活写される庶民のエネルギーとそこから学ぶ姫の聡明さ 隠し砦の三悪人<普及版> [DVD] 三船敏郎;上原美佐;千秋実;藤原釜足
本作が黒澤明監督の映画のうち芸術性・娯楽性の両面で屈指の作品であることは多くの人が認めることであり、私も同意見。又七(藤原釜足)、太平(千秋実)の、時に真壁六郎太(三船敏郎)を交えての滑稽なやりとり、六郎太の疾走する馬上での見事な奮戦、六郎太と田所兵衛(藤田進)の槍での息がつまるような一対一の戦い、捕らえられた雪姫(上原理佐)が凛として逃避行での自分の成長を語り、それが痛快な敵陣突破へと一気につながる劇的な展開、そして山道を駆け抜ける三騎を望遠で捉える場面の爽快さ等、名場面に事欠かない。既に他の方が多くを語っているので、私が付け加えることはほとんどないが、一点指摘させて頂くと、黒澤監督は「七人の侍」の最後の「勝ったのはあの百姓たちだ」という台詞に象徴されるように、侍を描いた映画でも庶民のエネルギーを活写することを忘れない人だということ。本作でも雪姫たちが巻き込まれる一夜の夢のような火祭りを丹念に描いている点が監督らしい。祭りでの「人の命は火と燃やせ」で始まる素朴な歌には心を揺さぶられる。後で雪姫はあの祭りは殊に面白かったと振り返り、城の中では味わえない人の美しさ・醜さを体験できたことがいかに自分を成長させたかを語り、周りの人の心を動かす。この雪姫が一気に心情を吐露する場面は、ある意味本作の白眉だ。短期間で庶民の行動から多くを学んだ聡明な姫を演じた、新人・上原美佐の演技の冴えには惚れ惚れする。あっという間に芸能界を引退したのは惜しいが、あのように劇中の人だけでなく観衆を感動させる名場面を残したことで人々の記憶に永遠に残る女優となった。このように、黒澤映画で祭り・踊り・歌に代表される庶民の活力に注がれる監督の視線に注意すると、楽しみが増しますよ。
姫! 隠し砦の三悪人<普及版> [DVD] 三船敏郎;上原美佐;千秋実;藤原釜足
すでに皆様方も書かれているように、
黒沢作品の中でもエンタメ感が強く、
展開もコミカルで、人物面々も個性があふれています。
割と黒澤さんの作品は、エンタメ的でも「うーん」
と考えさせられることが多いと思うのですが、
これは、こころから安心して、楽しんでみることが
できると思います。
個人的には、やはり姫!の存在。
背筋がぴん!と伸びて、快活で豪放な姿は本当に麗しい。
特にラストシーンでは、まさに「お姫様」
な出で立ちで登場するのに、交わす言葉は
肝の据わった君主そのもの。
ちょっとした“ギャップ”がそこでは見られる
わけですが、そうした相対するイメージこそが
姫君の猛々しくも高貴な美しさを際立たせている
ようで、よっ、あっぱれ〜〜!です。
コンキチ&ナターシャの絵本ナビ 隠し砦の三悪人<普及版> [DVD] 三船敏郎;上原美佐;千秋実;藤原釜足
隠し砦の三悪人は狂言回しの太平と又七はC-3POとR2-D2の
モデルになっているが、コミカルなボケと突っ込みの中に
人間の弱さや日本人が本来持っている忠誠心を挿み、主役の
三船敏郎演じる真壁六郎太の身分に相応しい正義感が随所に
散りばめられ作品を奥深いものに仕上げている、監督率いる
脚本陣に最大限の賛辞を送りたい。
六郎太は、太平と又七の欲に付け入って黄金を背負わせ
雪姫の身を守りながらも敵地を通って、友好国の早川領へ
抜ける作戦を決意し、何度も訪れる絶体絶命のピンチを
機転を利かせることで、すんでのところでかわし国境越えを
果たすまでの黒澤作品随一の冒険活劇に仕上がっています。
もうとにかく落城した城の埋蔵金探しのため、落ち武者に
穴を掘らせ逆に反逆に遭う場面の壮大さや三船敏郎の馬術の
見事さにも圧倒され堪能しました。
最後の太平と又七が雪姫から大判一枚を褒美に頂き「仲良う
お分け、喧嘩はだめ」と釘を刺される場面で全てが救われ
肩を寄せ合い国に帰ってゆくところで 終 となります。
日本人が戦前まで持っていた大和魂ともいえる人間がこの
作品には確かに存在していました。
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