カスタマーレビュー
ペキンパー! ガルシアの首 [DVD] ウォーレン・オーツ
全編埃っぽい。ウオーレンオーツがカッコよすぎ!トランクにはバドのカートン。三十四年前に名画座(どこか忘れた)で観た時のカタルシスが蘇る。ペキンパーもオーツも死んじゃった…。オレだけ生きてる…。そーいえば砂漠の流れ者もよかったなぁ。やっぱり埃っぽかったけど。でもガルシアがペキンパーで一番好き。
やり場のない怒りを爆発させる男の死にざま ガルシアの首 [DVD] ウォーレン・オーツ
「アルフレッド・ガルシアの首をもってこい」という強烈な題名に引かれて、学生時代に何度となく再映の映画館を探したものだ。
今回久々に観てサム・ペキンパーの男の美学、哲学のようなものに胸をうたれた。前半は既に死んでいるガルシアの墓をあばいて首ものにするチョットせこい方法で一攫千金を狙う男(ウォーレン・オーツ)と彼の愛人の旅をロード・ムービー風に描いている。この前半ちょっとテンポが悪いと感じるかもしれないが、この2人の男女の置かれてきた厳しい環境や互いへの想いが観る者の心に浸透させられる。後半に男のやり場のない怒りに重さを与えるには十分説得力のある想いが伝わってきて素晴らしい描き方だ。
そして、後半ガルシア首を手に入れるが首を狙う他の殺し屋達に狙われ、罪もない人々が死んで行くさまにやり場のない怒りに震え、最後に死を覚悟して依頼者であるボスの邸宅にのり込む男の死にざまはペキンパーの哲学といってもいいだろう。
死地にのり込む際にガルシアの首に「Let’s go !」と声をかけるシーンは、「ワイルド・バンチ」で死闘に臨むウィリアム・ホールデンがウォーレン・オーツに「Let’s go !」声をかけるシーンと同じで、ある意味これがペキンパーの男の美学なのだろう。
そしてラストのボスの娘でガルシアの子を産んだ女の冷徹な決断も「アルフレッド・ガルシアの首をもってこい」というボスの命令がうんだ悲劇を締めくくるに十分説得力があるもの。
観終わったあと、何ともいえない虚しさに浸ることが出来る傑作バイオレンスだ。
孤独のメッセージ ガルシアの首 [DVD] ウォーレン・オーツ
本作「ガルシアの首」には、登場人物は数えるほどしかいない。
殆ど、ベニー(ウォーレン・オーツ)の、いや、ベニーだけの映画なのだ。
それは本作にとってハンデでもなんでもない。この映画は、アルフレッド・ガルシアの首との、ベニーの孤独の物語だからだ。
かならずしも一級品ではないだろう映画だが、ペキンパー映画を観て、彼の作風のなんたるかを知っている方になら、本作を大いに楽しめる・・・いや、「打ちのめされる」だろう。
我々一般人は一見、社会とのつながりを持っているだろうが、所詮、孤独であることには変わりないのだ。この奇跡のような映画からは、それが痛いほど伝わってくる。
「これは私の映画だ」。ペキンパーはそう断言している。それはやはり、ペキンパーが孤独を生きているからでしかないからだ。私たちのように。
そんなに首が欲しいのか ガルシアの首 [DVD] ウォーレン・オーツ
男の真実の映画だ。
真実が虚構の中でしか語り得ないというのは皮肉だが。
少なくともペキンパーは真実を伝えてくれた。
これは、ペキンパーという男の真実の映画だ。
「現実がつらいから、せめて映画ではハッピーになりたい」
お前はこの映画を見ないほうがいいし、見たくないはずだ。
最新レビュー ガルシアの首 [DVD] ウォーレン・オーツ
ガルシアの首 [DVD]を買った人はこんな商品も買っています
関連ページ
|