エディターレビュー
2004年に急逝した作家・鷺沢萌のパソコンから発見された未完の小説を原作に、創作部分も挿入しつつ繰り広げられる少女の思春期ストーリー。優等生であることにコンプレックスを抱いている芽衣子(堀北真希)は、劣等生のゼンコー(細山田隆人)に淡い恋心を抱くようになり、バレンタインデーの日に告白しようとする…。とにもかくにも堀北真希の繊細なる存在感が圧倒的で、彼女の魅力で作品全体が持ちこたえているといってもよいほど。特に彼女がゼンコーの家で麻雀させられる羽目になるあたりの過程は見せ方もよく、また親友マッキー(柳沢なな)との毎日の帰宅風景でのやりとりも、さりげなく自然でいい。もそれだけに10年後のエピソードはもはや不要だったような気もするが、作る側は単なる思春期映画にしたくないという想いもあったのだろう。堀北ファンなら一度は観ておくべき佳作である。(増當竜也)
カスタマーレビュー
雰囲気はあるがつまらない <ネタバレ> 春の居場所 [DVD] 堀北真希
教室と通学路の土手と自宅(ダイニングキッチンと子供部屋)が主だから、かなり低予算で自主制作でも十分撮れそうな映画だ。
晩秋のように沈んだ雰囲気はそれほど悪くなかったが、なんせ話自体がつまらない。特に悪いのが、十年後に再会したという話をくっつけたこと。これが最悪…それまでの雰囲気までぶち壊しだ。キャスティングのセンスがまたひどいもので、堀北真希の十年後が佐藤藍子って、、、、、、顔つきといい、雰囲気といい、二人の間のどこに共通点があるのか! まあ、それは棚上げしても、真希ちゃんのシーンで流れる(回想)ナレーションの音質が全く違っていたので受け入れ難い違和感があった。あの声は佐藤藍子だったのか。芝居が下手な人はナレーションも下手だってことがよく分った。
真希ちゃんと友人のシーンはそれなりによかった。マージャンのシーンも重苦しい気持ちが伝わった。佐藤藍子のラストシーンの後は付録のインタビューで口直しした。
ほのぼのとした高校生活。堀北真希の佇まいがよい。 春の居場所 [DVD] 堀北真希
秋原監督はけっこう自主制作の匂いが強いが、実は東大〜博報堂という王道を経ている。このルートならそのまま東宝あたりに在籍しても良かったのに、と思うが、まあ作り方が大作志向じゃないからね。でもホリキタや塚本高史、谷村美月ら一級の若手俳優と組むことが多いのは、その力量が認められているからだろう。本作もごく普通の高校生活が描かれるが、特に大きなコトが起きるわけでもなく、本当にほのぼのしている。もともとホリキタはこういう役が抜群に上手いので、細山田隆人との淡い恋模様を見事に表現していた。柳沢ななとの友情とかも含めて、高校を卒業した世代全員が、何か共感できるフツーっぽさが際立っていた。舞台も曳舟とかだし、金八っぽい河原も出てきたりする。その分、10年後のNYCっていうのは不要だったかなあ。ロケ地もどう見てもマンハッタンじゃないし(笑)。再会のシーンがなくても、高校描写だけで十分持つ映画だったと思う。総合的には星3つ。
平凡な女子高生のありふれた日々 春の居場所 [DVD] 堀北真希
未完の小説の映画ということで、中途半端感は否めない。
著者が無事だったらどんな展開が待っていたのだろうと、残念な作品だ。
やはり掘北真希さん目当てで観る方が大半かと思うのだが、(自分も 笑)
彼女の魅力はまずまずといった感じでしょうか。
10年後の佐藤藍さんへの変貌振りにはド肝を抜かされましたが...。
再会にお互い全く気付かないというのも設定としていかがなものかと。
麻雀を打つ彼女が観れるのはここだけかと...
むーん 春の居場所 [DVD] 堀北真希
堀北真希が出ているから見てみたが、彼女じゃなかったらなんだろうこれ?っていう感じの作品だと思う。
最後の10年後のエピソードは特にこの作品をチープにしてしまっている気もするし、全体的に三流短編ドラマの雰囲気が出ている。もっと主人公のココロの中にフォーカスをあてたりと工夫すれば良いと思うが、いかんせん開発規模が小さいのでしかたが無い所だろう。
青空の目にしみる鷺沢ワールドの映像化 春の居場所 [DVD] 堀北真希
「大統領のクリスマスつりー」を観たとき「原作と全然違うなー。でも映画化ってこんなものなんだよなー」って思いつつ、あまりのデリケートさには未消化なまま蓋を閉じることにしたのだった。
本作品も同じだったらどうしようと迷った。わたしは鷺沢ワールドに浸りたいだけで、映画監督のワールドには付き合っていられないからである。
わがやでは「三丁目の夕日」以来「六ちゃん」という愛称で呼んいる堀北真希がどれだけ芽衣子を演じられるのか、その一点でのみDVDデッキに作品を挿入した。
主人公と同年齢だという六ちゃんは悪くはなかった。けれどまた他の女優さんの可能性も連想してみた。原作を読んでからだといつもこうなってしまう。誰がやっても読者には不満を持たれる中で、六ちゃんは健闘したのではないかと思う。むしろ見直した。
原作を読んでないとわかりにくセリフやナレーションがあったがそれは原作を読んでいる者には問題はない。
一点の曇りもない青空が広がる多摩川沿いの風景が目にしみた。原作を尊重した映画だと思った。
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