これは凄くいいアルバムです。オーディオ雑誌などで前から紹介されていて、変わった名前とジャケットの雰囲気に引かれてずっと気になってはいたのですが。でも聴くまでは音が良くても音楽的な内容はどれほどかなあ、という疑いがありました。ところが、聴いてみると凄くいい内容で音楽的レベルが高いです。聴く前はあまりにも有名な曲ばかり並んでいて選曲にひとひねり欲しいなと思っていたのですが、そんな気持ちはすぐ忘れました。原曲からは想像できないような創意に満ちたアレンジでそれがことごとくはまっています。誰がこの「ステイン・アライヴ」や「ビートに抱かれて」や「マニアック」のようなアレンジを想像できたでしょうか。全く別な曲として楽曲のレベルを落とすことなく蘇生されています。ピアノは永田雅代さんという方が弾いてますが、英珠のヴォーカルに絡むインタープレイが絶妙で刺激的、非常に美しいと思います。ピアノは響きが豊かで温もりがある音、ベースは深く沈みこむ質量感のある音でオーディオ・ソース的にも優秀だと納得しました。「マニアック」のベース・ソロなど快感です。しかしやはり曲の表現力が素晴らしい。英珠のヴォーカルはヴィヴラートが少なく自然な発声でくせがなく素直に癒されます。「虹の彼方に」や「ムーン・リヴァー」や「ローズ」などの曲はもうこれ以上のものはないだろうというくらいはまっていて最後の「エーデルワイス」の澄んだ声には感動。超お薦めです。
Disc1
1.虹の彼方に 映画「オズの魔法使い」
2.ミセス・ロビンソン 映画「卒業」
3.ステイン・アライヴ 映画「サタデー・ナイト・フィーヴァー」
4.コーリング・ユー 映画「バクダッド・カフェ」
5.ムーン・リヴァー 映画「ティファニーで朝食を」
6.ビートに抱かれて 映画「パープル・レイン」
7.フォーリング 映画「ツイン・ピークス」
8.ローズ 映画「ローズ」
9.マニアック 映画「フラッシュダンス」
10.エーデルワイス 映画「サウンド・オブ・ミュージック」