エディターレビュー
空に水平に走る珍しい虹を写メールして、アメリカにいる友人・あおいに送った智也。だが彼女からの返事はなく、帰ってきたのは彼女の事故死の知らせだった。葬儀などが行われたりする中で、いつしか智也はあおいとの出会いなどを振り返っていくのだが…。 気持ちいいくらいに時間がかっ飛び、物語が進んでいく中で、実はお互いに好きあいながらも、その関係がどこかで熟しきれなかった男女のせつない絆を、スーパーリアルな映像でつづった感動作。主人公たちを演じる市原隼人と上野樹里の本当に演技なのかと疑いたくなるほどのリアリティすぎるやりとりには脱帽。またその関係にそこはかとなくユーモアも取り入れつつ、見事な日常表現をしてみせる熊澤尚人監督の演出も拍手モノだ。また上野の父親役の小日向文世ら脇の演技も相当に泣かせる。(横森 文)
カスタマーレビュー
なんて美しく、儚く、そして残酷な物語なんだろう。 虹の女神 Rainbow Song [DVD] 市原隼人
「ラブレター」「スワロウ・テイル」で
私に邦画の面白さを教えてくれた岩井俊二。
しかし「リリィ・シュシュ」に違和感を感じ
以降、避けていた。
特にきっかけがあったわけではないが、
やはりずっと気になっていて見たのであるが、
やはりいい映画でした。
厳密に言うと岩井監督作品ではないのですが、
岩井カラーにあふれた映像と物語。
お互いに分かっているのに、距離が近すぎて
思いを伝える方法が分からなくなってしまって
ぶつかって、離れていく二人。
劇中劇と現実のリンクがあまりにも出来すぎなので
多少、興醒めの感もあるんですが、
それでもラスト二章は、それまでの複線が一気につながり、
切なさ、やりきれなさを増幅させる。
なんて人生って単純で複雑で残酷なんだろう。
永遠に 虹の女神 Rainbow Song [DVD] 市原隼人
もしあおいが事故にあわなかったら、10年後も、智也は気持に気づかなかったんじゃないかなあ…、なんて勝手に推測してしまって、余計、結末がせつなくなってしまった…。届きそうで、永遠にねじれて届かない…。本当、二人ともばかですね…。
遠くに逝って、虹がみえたということか 虹の女神 Rainbow Song [DVD] 市原隼人
物語の半分が大学の映画サークルを舞台にしたもので、まぁ、屋根の上でセリフ憶えたり、撮影の途中で主演女優が代わったりするのが学生映画って感じですかねぇ。
物語は主人公が映像制作会社で働いているシーンから始まります。この導入部の時点で「あ〜岩井俊二脚本だなぁ」と思うわけです。サバサバっとしてたり、ネジがずれていたりする大人たち、やはり登場する劇中劇、そして、時間軸の操作。監督は違うのに、気付けば見事なまでの岩井印に魅了されているわけです。
と、脚本の話ばかりですが、「映画サークルってめっちゃ楽しそう」と錯覚してしまうほど、付かず離れずな二人の演技は瑞々しく、かつ一貫していて、普遍的な青春映画として格別の味わいがあります。「10年後とかどうしてるんだろうね」とか、そんなセリフが無理なく行間を埋めるような映画です。
ふと、作中具体的に提示されなかった感のある「虹」について考えました。虹って、遠くで見るからああ七色できれいだと聞くじゃないですか? 岸田には虹が近過ぎたんです。水分の凝縮された集合体にしか見えなかった、自分を照らす七色の光に見えなかったんだと。
あおいは虹の女神そのもの 虹の女神 Rainbow Song [DVD] 市原隼人
切ないのに、爽やかな余韻の残る映画でした。上野さん演ずるあおい亡き後、あおいの自分への気持ちに気づいて涙する市原さん(智也役)の演技は最高だったと思います。このシーンを見ていると、片思いをしてたあおいの言葉やしぐさ、行動すべてが一本の線になって脳裏に押し寄せてきました。智也を常に新しい世界へ導いていたあおいは、智也にとって希望の「虹」そのものだったのではないでしょうか。また、あおいとは対照的な千鶴(智也の恋人)、全て見通しているかのような盲目のかな(あおいの妹)の登場により話に深みがでて、映画としての構成がとても秀逸であると感じました。2006年の映画ですが、映画界でもっと高い評価を得ても良かったのではないでしょうか。
やっぱり切ない 虹の女神 Rainbow Song [DVD] 市原隼人
近くにいる存在の大切さが感じられる一作になっていると思います
豪華キャストの自然な演出 すごく近くに感じられるストーリーで、最後の手紙のシーンには涙が出ました
映画で泣いたのはこれが初めてです
これはオススメできる作品ですよ
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