エディターレビュー
NYの敏腕ファンド・マネージャーの鷲津が帰国する。彼の目的は「日本を買い叩く」こと。彼はかつて勤めていた三葉銀行の不良債権をまとめ買いし、経営危機に陥る企業などを高値で売り飛ばす。経営者の懇願も聞かない、容赦ないやり方は“ハゲタカ”と呼ばれる。その最初の標的となった旅館「西乃屋」の経営者は失意の中、事故死。その事件を機に、三葉銀行時代の鷲津の上司・芝野は彼に徹底的に立ち向かい、小さな工場を経営する父親を鷲津のせいで亡くしたTV記者の三島も彼を執拗に取材する。そして「西乃屋」の息子の治はどん底から這い上がり、IT企業の若き社長として鷲津に挑戦状を叩きつけた。不良債権を抱える大手企業を次々と買収していく鷲津の真意は? そして彼と芝野らとの闘いは…? 現実に新聞を賑わす買収ビジネスの物語の裏側が垣間見られ、手に汗を握るスリルと、人間関係にも深く切り込んだ演出と脚本 が感動を生み出した経済ドラマの傑作。見るものを引きつけてやまない無駄のないシャープで力強い演出、映画並の映像美、役者たちの火花散る演技合戦、ドラマを盛り上げる音楽といい、このドラマに関わるすべてのスタッフ、キャストが最高の仕事をしているといっても過言ではない。特に複雑な感情を押し殺して生きるファンド・マネージャー鷲津を演じる大森南朋、鷲津を超えようと挑戦状を叩きつけるも、どこか彼に憧れに似た感情も抱く治を演じる松田龍平が素晴らしい。共演は柴田恭平、菅原文太、宇崎龍童など。原作は真山仁の『ハゲタカ』『バイアウト』。(斎藤 香)
カスタマーレビュー
魂を揺さぶられる名作 ハゲタカ DVD-BOX 大森南朋
今私は、とあることで非常に大きな精神的ショックの中にいる。
そういうときにこのドラマに出会えて、よかったと心の底から思う。
「ROAD TO REBIRTH」
もういちどやってみるという希望を与えてくれたドラマ。
人が人を信じることとか、
現在の風潮では、人生に「勝ち組」「負け組」とレッテルを貼ることが多いが、
何が勝ちで何が負けなのか。
仕事とは何なのか。
非常にいろんなことを考えさせられるドラマである。
『面白い』という言葉ではあまりに物足りない。もどかしい。 ハゲタカ DVD-BOX 大森南朋
こんな素晴らしいドラマを見ずにいるなんてもったいない。損だ。
このDVDの購入を迷っている人の背中を押してあげたい。その為にこのレビューが少しでもお役に立てたら、と思う。
一話目から惹きつけられた。『ハゲタカ』と言われる外資系ファンドの頭、鷲津。そして銀行という組織の歯車の一つでありながらも正義感に溢れ、自らが務める銀行のあり方に疑問を抱く、エリート銀行員芝野。両者はかつて上司と部下の関係だったが、ある事件をきっかけに袂を分かつこととなる。三島製作所――この小さな町工場こそが企業買収を繰り返す鷲津の原点であり、全ての始まりである。
本編中、何度も繰り返しよぎる土砂降りの中の葬式。若き日の鷲津が地面に額をこすりつけ、声も限りに必死に詫びる。その鷲津に対して
「人殺し!」と叫ぶ少女。その光景から目を背けるように、声も無く苦渋の表情で佇むのは芝野その人である。
物語が進むにつれ、次第にその全貌が明らかになっていく。果たして最後に笑うのは誰か・・・?
俳優陣、演出、シナリオ構成等どれをとっても文句のつけようが無いが、特筆すべきは安っぽい勧善懲悪のドラマに仕上がっていないところだろう。現実世界はさておき銀行、株取引等、経済的な問題がドラマ脚本として俎上に上がる時、それらは決まって善か悪かの二択でしかなり得なかった。善ならば、企業を支える良きスポンサーとしてのイメージ。そして悪ならば、金目的の為ならばどのような策も講じる冷徹非情なブラックなイメージ。「ハゲタカ」という題名がつくぐらいだから、さぞや残虐な描かれ方をしているのだろう、と見ると意外にも(特に中盤から終盤にかけては)、このハゲタカ情に篤い。私はこのドラマの人間くささがたまらなく好きだ。善悪では割り切れないそんな世界に私たちは住んでいる。美談は必要だ。しかしながら、綺麗ごとだけでは済まされないことの何と多いことか。
生き残る為に飄々と嘘をつく者、自らの利益のために身内を売る者、背負うものの重さに耐え切れなくなった者、非道に徹しようとしても尚人間らしさを捨てきれない者・・・一人一人のドラマがそこにある。実在の人物、出来事に材を得たものも多く見受けられたが、個人的には、一連のレイブドア事件を連想させる、西野治こと松田龍平のどこか人を喰ったような演技に魅力を感じた。
経済界を舞台にしたドラマということで、経済に明るくない私は一抹の不安もあったのだが、作中で使われている経済用語は分かりやすく要約されており、私のような視聴者には嬉しい配慮がなされている。また、この恥ずかしながらドラマをきっかけに初めて得た知識もあり、基本的なことには違いないが、少しでも経済界に関心を持つことができた。こんなに夢中になったドラマは白い巨塔以来である。世に稀に見る名作であることは疑う余地も無いだろう。続編を切望する。
今更ですが、、、 ハゲタカ DVD-BOX 大森南朋
第一回の宇崎竜童の鬼気迫る演技で一気に引き込まれ、あっという間に6回観てしまいました。皆さんもお書きの通り大森南朋が素晴らしい。大ファンになりました。
最初は悪の権化のように見えて、最後に本来の姿を見せるまでの演技の変化の付け方にはまさにゾクゾクしました。本当に良い役者です。
それに企業も、鷲津自身も再生するラストも素晴らしい。
やるじゃんNHK。前の「クライマーズハイ」も素晴らしかったし、このレベルを見せてくれれば大満足です。
TVは見ていなかったので。 ハゲタカ DVD-BOX 大森南朋
偶然見た映画ではまってDVDを購入。原作本もきっちり読みました。面白いですよ。現代がテーマと言っていいドラマ。リアリティを感じながらスピードのあるドラマと、骨太な構成に何度も見直してしまいました。お勧めします。
投資額以上の価値あり ハゲタカ DVD-BOX 大森南朋
ドラマ初回放送で衝撃を受け、その後再放送の都度熱心に見るも
DVDまで買う気にはなれなかった。
が、原作を始め真山仁さんの小説は次々読破。
映画を何度も見ているうちに、我慢できなくなりついにDVD購入に至る。
改めてDVDを見て、映画が更に面白くなった。
睡眠時間を削ってまでやらなくてはならないことがある私がここまでハマる作品です。
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