カスタマーレビュー
陽子の潔癖な生き方に感動しました 氷点 DVD-BOX 石原さとみ
このドラマは三浦綾子原作「氷点」をドラマ化したものです。
以前にこの原作をドラマ化したものに「氷点2001」というドラマがありました。しかし「氷点2001」はただ単に養母から娘へのいじめに焦点を当てただけの凡作でした。「氷点2001」に比較するとこのドラマは原作に忠実で、しかも原作の「キリスト教の原罪」というテーマを深く掘り下げた完成度の高い作品に仕上がっていると思います。
この作品では私は陽子の健気で潔癖な生き方が大好きです。このドラマでは陽子の幼少時代を演じた森迫永依、陽子の成年時代を演じた石原さとみが共にすばらしい演技で期待を裏切りませんでした。陽子の、養母のいじめに遭いながらも前向きに明るく生きようとするたくましさ、自分の出生の秘密に悩み傷つきながらも潔癖に生きようとする姿勢には感動しました。
後半部分では陽子が義理の兄とボーイフレンドとの間の恋愛模様に悩む姿もあり、恋愛ドラマとしても楽しめる要素が多分にあります。
北海道の雄大な自然描写とも相まって心に残る名作だと思います。
残念な出来だと言わざるを得ません。 氷点 DVD-BOX 石原さとみ
原作は三浦綾子の人間の原罪と贖罪をテーマにした傑作なのだが野依美幸の脚本により単なる通俗のメロドラマに堕してしまった事は誠に残念至極。石原さとみの熱演は引き付けられはするものの、復讐の執炎にかられる母親役の飯島直子の芝居が余りにも陳腐過ぎる。この物語の本当の主人公は実は陽子ではなく母親なのだが製作者の物語の読み込み不足と言わざるを得ない。
まさに名作 氷点 DVD-BOX 石原さとみ
この作品は人間の心の光と闇を扱った、まさに名作だと思います。 石原さとみの美しさ、北村一輝のあやしさ、飯島直子の恐ろしい表情が特に印象的だったです。 それにしても、陽子の出生の秘密にどんでん返しがあるのには驚きました。
誰の心にも存在する「氷点」 氷点 DVD-BOX 石原さとみ
このドラマは、かなり以前に作られた「昭和の名作」のリメイクだと伺いました。重いストーリーの割に俳優陣に少々重厚さが欠ける感があったことや、ごく一部に時代考証がやや甘いかなと(北村さんの髪型が現代風で茶色く染めているなど・・)いう箇所があったものの、岸本さんがなかなか良い味を出していますし、飯島さんが院長夫人という、いわば上流社会の女性を冷たく演じたというところもかなり意外性があり面白かったです。そして何といってもヒロイン・石原さんの演技力が素晴らしい。自分が殺人者の子と知ったショックに半狂乱になり号泣する場面は鳥肌が立ちます。この後、上ずったような発声や台詞読みが直ってくれば、押しも押されもせぬ実力派女優になることでしょう。
主人公は、養母の酷い仕打ちには恨み一つ持たなかったが生母のことは許せなかった・・誰の心にも温かい心と氷点下の心が存在し、しかし主人公の生母に対してとった言動も「仕方なかったのかもしれない」と自然に思えます。数々のテーマで構成され、全体キリスト教がベースになっていますが、「心の中の陰と陽」「自分の罪をわび、人から許され自分も許す」「お互いがお互いさま」といった仏教的なエッセンスが含まれていることも、このドラマの魅力だと思いました。
いつも災害は悲惨ですが、このお話は違います。 氷点 DVD-BOX 石原さとみ
やはり、石原さとみは可能性を十分に持っている女優であることが、この氷点からも読み取れました。仲村トオルが、真剣に父親像を描こうとしている姿が、印象に残りますが、それよりも何も、地震の発生がこの小説の大きなポイントかなとも思います。その災害の中、人間として助け合うのは当然です。その時に、殺人者の娘だから助けない。という理屈は成り立ちません。誰でも、陰、日向関係なく助け合わないと生きれない。そのことを見事に地震は証明してくれました。地震にありがとうととは言わないまでも、大きな困難が、人を見事に蘇生させることの証明でしょう。「雨降って地固まる」ではありませんが、ポイントは、石原さとみを真に人間にしたのは、地震でしょう。と、再三言っておきたいです。最後は、生きててよかった。人のいやがることをやる人間は、最後は、淘汰される証明でしょう。
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