カスタマーレビュー
ファンタジー! 偉大なワンドゥードルさいごの一ぴき (1979年)
絶版なのですが、以前人に薦められて、図書館で検索したらありましたので早速。
ファンタジーモノはそれなりに読んではいるのですが(「指輪物語」とか「ソフィーの世界」とか「はてしない物語」とか、でもハリポタは未読、「ナルニア」は1巻だけ)、「はてしない物語」のM・エンデさんはやはり現実からの外し方が上手くて好きです。また個人的には「カードミステリー−失われた魔法の島」ヨースタイン・「ソフィーの世界」・ゴルデル著が完成度としても、ロードファンタジー小説としても、1番に推しているのですが、この「偉大なワンドゥードルさいごの一ぴき」もなかなかの出来です。
「はてしない物語」に通じるような展開なのですが、遺伝子の概念を登場させる所がなかなか良いですし、人の進化に対する考え方みたいなものまで考えが及ぶところも、また。
ファンタジーをただの子供だましと考える方も結構いらっしゃるとは思います、それも圧倒的にオジサン方なのですが。正直ファンタジー的要素の入らない小説はほぼ皆無だと思います、ファンタジーの要素を使って何を表現できるか、何が伝わったのか、何を感じたのかが、重要なのだと思います。必要であればどんなファンタジー要素が入っても構わないと思います、大きな要素であればあるほど、現実味を、説得力を生むのが困難になり、その書き手の能力が試される訳ですが。もちろん読み手の側にも、それを捉えられるかが試されるわけです。
「はてしない物語」がお好きな方にオススメ致します、絶版ですけれど、探して読む価値はあります。
28年経っても色褪せない素晴らしい本 偉大なワンドゥードルさいごの一ぴき (1979年)
28年前、母にプレゼントされたこの本。
何度読み返したか、わからない。
引越しが多く、何度も大量の本を手放してきたけれど、この本を手放すことなど私には到底出来なかった。
1枚の挿絵もない本。
作者が読者に“想像力を広げる”楽しさ、豊かさ、素晴らしさを与えてくれたのだ。
本を手に取るたび、博士やリンディ達と共に私も色鮮やかな不思議で美しい国を旅した。
読み返すたび、新しい発見があった。
想像力の翼を思いっきり羽ばたかせて飛ぶ楽しさを、この本は私に植え付けてくれた。
しあわせな、本との出合いであった。
一生に何度もあることではない、素晴らしい出会いだった。
28年も時間が経ったけれど、今も私の本棚に鮮やかな赤の背表紙がある。
物語の美しさ素晴らしさが、背表紙からでも感じられるほどである。
今読み返しても、本書の魅力は全く色褪せていない。
本当の良書の持つパワーなのだろうか。
私はすっかり大人になったけれど、今もこの本の世界に入ってゆける。
今でもワンドゥードルに会える。
そして今もこの本を手元に置いて、楽しむことが出来ることを 誇りに思えるほどだ。
今の子供たちにも、是非是非読んでもらいたい美しく、素敵な本である。
今の子供たちにも、想像力の翼をひろげる楽しさを体験してもらいたい、と願わずにいられない。
児童文学でこれまでで最高傑作でした。 偉大なワンドゥードルさいごの一ぴき (1979年)
この物語を上回る作品と早く出会いたいものです。この本は、ジュリー・アンドリュースが書いていますが、映画で見せる彼女の素晴らしさが演技だけではなかったと感じました。ジュリー・アンドリュースが、本書の初めに「日本の読者のみなさまへ」と書いてあり、そこには「この本には、ただの一枚の挿絵も入っておりません。それは、読者のみなさまに、自由に、想像力を発揮していただきたいからでごさいます」とあります。物語は、3人の兄弟妹が不思議な教授と出会い、想像力だけでしか行けないワンドゥードルランドに行く訓練をします。そして、いよいよ世界で一匹しかいないワンドゥードルに会うため、ワンドゥードルランドに行くのですが、子供たちはワンドゥードルが人間の勝手な行動により絶滅の危機にあることを知ります。
もし映画化の話が出たとしても、この物語だけは映画化して欲しくないです。と言うのは読者も想像によって物語を進めていくので読者それぞれのワンドゥードルランドが出来上がっているのです。絶滅・クローンなど様々な問題が提起された内容だと思いますが、読書の想像力を最大限に発揮できる、貴重な一冊だと思います。絶版なのが大変残念です。
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