エディターレビュー
サンフランシスコに建てられた、地上138階という世界一の超高層ビル「グラス・タワー」。その落成式当日、地下にある発電機のちょっとした故障から、火災が発生。またたく間にビルは燃えあがった。とり残された人々を救うため、ビル設計者や消防隊長らは大胆な救出作戦を実行に移した。 スティーヴ・マックィーンとポール・ニューマンのビッグスター共演作としても、またその後のパニック映画ブームを巻き起こした作品としても、あまりに有名なスペクタクル超大作だ。フェイ・ダナウェイ、ウィリアム・ホールデン、フレッド・アステアなど、まわりを固めるキャストも豪華。一流どころを集めたスタッフを見ても、あらゆる面でスケールの大きい作品といえる。(伊藤文恵)
カスタマーレビュー
マスターピース。 タワーリング・インフェルノ [DVD] スティーブ・マックィーン
1975年6月28日渋谷パンテオンは人混みでむせかえりそうでした。パニック映画ブームも1段落つきまさに真打ち登場といった感じでしょうか。しかし映画雑誌などでかなり前から写真や情報を目にしていた当時中学生の私には公開が少々遅きに失した感がありました。とは言えマックイーンとニューマンの共演は燃えるものがありやはりマックイーンのほうが上だったとご贔屓の活躍に心躍りました。友人に対して表面的にはニューマン支持を表明し映画通を気取っておりましたが実はマックイーンのほうが好きでした。
THE TOWERING INFERNO タワーリング・インフェルノ [DVD] スティーブ・マックィーン
1974年はパニック映画の当たり年となりました。アメリカではユニバーサル映画がチャールトン・へストン主演で10月に『エアポート75』11月には『大地震』をリリース、20世紀映画も対抗するかのように12月に『タワーリング・インフェルノ』をリリースしました。3本共が超大作の豪華キャストということで、話題になったことをよく憶えています。そして、1975年にはユニバーサル映画が、あの『ジョーズ』をリリースし、日本中をパニックに陥れました。すでにテレビ時代真っ盛りであったが、70年代の日本での洋画ブームはパニック映画が引き起こしたと言っても過言ではない。
スティーブ・マックィンとポール・ニューマンという豪華な主演コンビは、向こうがチャールトン・へストンであれば、当然の起用でしょう。もちろん、新旧豪華助演キャスト陣も負けていないが、それ以上に話題になったのが、現役NFLのスーパースターであったO.J.シンプソンを起用するとは流石と言っても良い。そして30〜40年代、見事なタップでミュージカル映画を盛り上げたフレッド・アステアまでもが元気な姿で出演していましたね。パーティーやダンス・ホールでのシーンはやっぱりアステアがはまり役ですね。
この作品の全体の見所は、超高層ビルでの火災の恐怖なのですが、それよりも、避難するに当たっての問題点が浮き彫りにされたことでしょう。避難訓練を受けている小学生でさえ「火災時のエレベーターの使用厳禁」とわかるし、誘導にも問題があった。
いつの時代も消防士はヒーローであるが、ここでも彼らの活躍が目立つとともに、消火活動、人命救助の難しさに多くの消防士が犠牲になるところなどは、後の『ニューヨーク同時多発テロ』とリンクするものがあるね。それは、最後のシーンでスティーブ・マックィンが言ったセリフが象徴するように、昨今の世界中で高さを競いあっている超高層ビル建築競争は安全面の配慮に欠ける懸念があるということだ。事故であっても人為的な問題が一切ないとは言えないことがこの作品から読み取ることが出来る。
同じく・・・ タワーリング・インフェルノ [DVD] スティーブ・マックィーン
もう10年ほど前から吹き替え版を待っています。
早く出してくれ〜〜〜〜!!
今でも古さを感じさせないパニック映画の最高峰 タワーリング・インフェルノ [DVD] スティーブ・マックィーン
製作当時、FOXとワーナーがそれぞれ同じ企画を進めていたらしい。
そこで2社がそれぞれの原案をプラスして完成させた超大作。
アカデミー賞の撮影賞と歌曲賞を受賞しています。
スティーヴ・マックィーン、ポール・ニューマンのビッグ俳優だけではなく、
かなりの豪華演技陣が名前を連ねています。
監督、音楽も一流で素晴らしい大作に仕上がっています。
CGという技法のない時代ですから、ミニチュアとか合成による撮影が行われていますが、
昨今の映画になんら負けていません。
消防隊長を演ずるスティーヴ・マックィーンが最後にポールニューマンに話すセリフは、
他よりも少しでも高いビルを建て続ける建築競争に対し警鐘として心に残る名セリフです。
一言、「俺にビルの建て方を....」と。
もう作れない?二大メジャーと、二大スーパー・スター競演のパニック超大作。 タワーリング・インフェルノ [DVD] スティーブ・マックィーン
言うまでもなく、リメイク作公開で、再評価の声が高まっている「ポセイドン・アドベンチャー」と並ぶ70年代ハリウッドで量産されたデザスター・ムービーの頂点を極めた超大作。WBと20世紀FOXという二大メジャーが共同製作、当時、ポール・ニューマンとスティーブ・マックイーンの競演は、子供心に胸がときめいたし、“グランドホテル形式”と呼ばれた、極限状況に追い込まれた様々な人々が織りなす人間ドラマと、火攻め、水攻め、宙吊りと、これでもかと続く見せ場の波状攻撃に、2時間40分、手に汗握り、観終わった後は、本当にぐったりと疲れたものだ(笑)。今、見直してみると、その過剰なまでのメロドラマ臭と、大惨事を引き起こした要因が、チェック機能があまりに杜撰な手抜き仕事であった点が気になるが、それでも、昨今のSFXのみに大金を投入したとしか思えない超大作よりも、遥かに面白い。この時代のパニック映画の大ヒット御三家と言えば、この映画を筆頭に、前述の「ポセイドン〜」と「エアポート’75」が挙げられるが、ロディ・マクドウォール(「猿の惑星」)、ロイ・シネス(「インベーダー」)、今作では、ロバート・ボーン(「ナポレオン・ソロ」)にロバート・ワグナー(「ハート&ハート」)と、どの作品も、例外なく、TV界で活躍していたスター達が、真っ先に犠牲になってしまうのが、当時のハリウッドの、スター・システムの力関係を物語っている様で笑える。リメイク隆盛の折、もし、この映画をリメイクするなら、主役の2人は誰が相応しいか考えてみたのだが、G・クルーニー、R・クロウ、M・ギブソン、、、今ひとつ、華がない。正に、現在は、スターの格も、以前に比べ、小粒となってしまった様だ。
最新レビュー タワーリング・インフェルノ [DVD] スティーブ・マックィーン
関連ページ
|