カスタマーレビュー
アメリカのお家芸なのにアメリカっぽくない−これは名作です 荒野の決闘 <特別編> [DVD] ヘンリー・フォンダ
実はこの作品、20代始めの頃一度見ましたが、どうしてそんなに名作といわれているのかがさっぱり分からない作品でした。 今回見てやっと分かりました。 これはある程度年齢いかないと分からない映画だということが。
西部劇といえば他の国には存在しない(マカロニ・ウェスタン除く)アメリカ独自のジャンル。 その意味ではこれは紛れもないアメリカ映画なのですが、内容的にはこれは“アメリカ“ではなく、人間普遍のテーマに触れています。 この作品には4人の男女が登場しますが、誰一人としてその恋を成就させることが出来ません。 つまりこれは本当はハッピー・エンドではないわけです。 にも拘らずーあのカラッと抜けるような西部の青空はどうでしょう。 クレメンタインを好きなくせに、“あなたの名前が好きです” などというアメリカ映画らしからぬ主人公。 そこからは“人生決して自分の思っているように生きられるわけじゃない。 でも、そんなに落ち込むこともないじゃないか”というメッセージが聞こえてくるようです。 これはかなり大人の態度だと思うのです。 4人の中では一番影の薄いキャラであるにもかかわらず、原題が“愛しのクレメンタイン”−かなり粋なタイトルです。 全てが間接話法的に語られているという点で、むしろ日本的な作品とも言えると思います。 名作です。 30歳以上の方には一見をお勧めします。
Wyatt Earp Frontier Marshal 荒野の決闘 <特別編> [DVD] ヘンリー・フォンダ
ジョン・フォードとヘンリー・フォンダ・コンビの数多くあるウエスタンの中でも最高傑作でしょう。
フォード監督の聖地である広大なモニュメント・バレーを背景に繰り広げられる西部劇ドラマの数々。定番であるサロン内での歌と踊り、そして円卓ではポーカー、カウンターには真面目なベテラン・バーテンダーと何やら血の気の多そうな悪党たち。。。。もうこれだけでも大興奮なのに、クライマックスはO.K牧場での決闘シーン。そして、エンディングは“Oh My Darling Clementine♪”のサウンドに乗って、名セリフを残し町を去っていく。わかっているのだが西部劇はこれでなければいけないと教えてくれているフォード監督の世界にただ感激の96分でした。
悪党親子の親父に西部劇ではお馴染みのウォルター・ブレナンは3度のアカデミー賞に輝いている名優です。
ちょっと邦題が気に入らないですが、マーシャルが恋を抱くクレメンタインが役柄的には影が薄いので、『My Darling CLEMENTINE』というのも日本的に考えればおかしい気もする。まあ〜主題歌とタイトルが同じだからいいのかな?
それしても、盗まれた数千頭の牛は何処へ????これが気になって仕方がありません。
見ないほうが・・・ 荒野の決闘 <特別編> [DVD] ヘンリー・フォンダ
「荒野の決闘」はビデオもレーザーディスクもDVDも持っているのに「特別編」を購入。理由は2枚目が見たかったため。まさに西部劇の最高峰、枯淡の境地に達した名画が、いかに推敲されていったかがよく解る。完成版に至るまでは、ダリル・F・ザナックとジョン・フォードの決闘でもありました。でも、正直言ってミシュラン最高峰のフレンチ・レストランの裏側を見せられたような気がして、「見ないほうが良かった」とも思っております。
これこそが西部劇! 荒野の決闘 <特別編> [DVD] ヘンリー・フォンダ
数多ある西部劇の中で個人的にはNO.1に位置づける名作中の名作。DISK 1には我々が知っている劇場公開版が収録されているが、問題は DISK 2。何が問題かというと、劇場公開前に試写でしか上映されなかった「試写版」が収録されているからだ。「試写版」は監督のフォードの意図に沿って編集されているのだが、当時の20世紀フォックスの大プロデューサーのD・F・ザナックが気に入らなかったために、何箇所かの撮りなおしと音声等の修正を命じられた(しかも撮り直しは別の監督によって行われている!)。具体的にどこを撮り直したかは観てのお楽しみとしておきたいが、ラストシーンは大いに味わいが異なる。どちらが好みかは人によって評価が分かれるであろう。ちなみ私は「試写版」を支持したい。
大監督のジョン・フォードといえども一介の雇われ監督である以上はプロデューサーには逆らえない。そしてザナックの修正命令は結果的に「試写版」をより魅力的にしているから正しい。そのことからあらためて当時のプロデューサーの眼力と権威を思い知るわけである。
DISK 1の副音声にはかつてTV放送された日本語吹き替えが、さらに DISK 2の副音声にはフォードの伝記作家とワイアット・アープの子孫の
解説が入っている。これって二粒で四度おいしいですね。私は常々
国内版のDVDは値段が高いと思っていましたが、本作に関しては値段相応、定価で買っても十分な価値はあります。損はしません。
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