エディターレビュー
まず、この作品は、前もって「どんな映画」という知識を持たずに観るべきだと言っておきたい。観ている間、迷宮に入り込んだような感覚を味わい、結末で驚いてほしいからだ。ヒントとして挙げるなら、デイヴィッド・リンチ監督の『マルホランド・ドライブ』あたりに近いかも。同じくナオミ・ワッツが出演しているのも何かの因縁かもしれない。 舞台はニューヨーク。おもな登場人物は、自殺を予告した若者、彼の悩みを聞く精神科医、そして、何か秘密を抱えているような精神科医の妻。精神科医がどうやって若者を説得するかというドラマに、いつしか現実か幻か分からない状況が交錯していく。地理的、時間的に、どう考えても理解不能なシーンも出てくるが、それらはラストシーンでの、ある結論が説明づけてくれる。その瞬間、タイトルの「ステイ」が大きな意味を持ち、じわーっと後に引く感動も呼び起こす。 俳優たちはそろって好演。少しでも緩んだ演技をしたら、すべてが崩れ落ちそうなドラマを、ギリギリのところで支えている。ただ観る側としては、途中でもう少し、真実への手がかりを与えてもらわなくては、とも思うのだが。(斉藤博昭)
カスタマーレビュー
面白い映画ではある ステイ [DVD] ユアン・マクレガー
マーク・フォースターという監督の映画は数本見ましたが、『ネバーランド』も『主人公は僕だった』もよかった。この映画は少し作風が違い、フォースターが非常に若い感覚を持っている事がにじみ出ています。しかし出来はしっかりしていて、見終わった後に面白かったと思える良い映画です。
ですが不思議と後々まで印象に残らないです。
切ない映像美 ステイ [DVD] ユアン・マクレガー
ニューヨークを舞台に描かれる、アート色の強いドラマ。
初め見ていて、支離滅裂な展開から「デヴィット・リンチ」のような作品なのかと思った。
しかし、ラストを迎えて伏線にはストーリーとしての意味があるのではなくて、伏線としてただ存在しているということに気づいた。もしくは、映像のために。
この作品の真髄は、ライアン・ゴズリング演じるヘンリーの悲哀を表現した、実験的な究極のアート・フィルムにあるのだと思う。それに、切ない音楽が絡み合う。
これが、とても心地よい。ラストは、切なくも温かい。こういう映画、大好きです。
ナオミ・ワッツが美しかった ステイ [DVD] ユアン・マクレガー
ナオミ・ワッツが美しかった。とても37歳には見えない。若い
美しく悲しいストーリでした ステイ [DVD] ユアン・マクレガー
母親からプレゼントとしてこのDVDをもらい、
全く予備知識なし、DVDのパッケージの文句・イメージのみで見始めたら、
最初はわけがわからず、かなり挫折しそうになりました。
が、ラストまで見切ってしまうと
涙が出るほど、悲しい現実と人間の精神の美しさを感じました。
決して誰も語ることが出来ない(不可能と言う意味で)領域の話だからこそ
この映画の好き嫌いが出るのだと思います。
マークフォスター監督が描こうとした
生死の捕らえ方は、私は共感がもてます。
愛であったり、後悔や許しを請う気持ち、
いつまでも人生が続くと信じている若さ、
未来への恐れなど
様々な感情が「一瞬」という短いようで長い時間に
凝縮され、そして消えていく
とても切ない映画でした。
俳優さんたちは好演です。
特に、ボブホスキンスの目が見えない人の役は
リアルでした。
何も無い ステイ [DVD] ユアン・マクレガー
なんですか?これ。
中盤までは、トリッキーな映像と謎解きに対する好奇心で集中して見ていられますが、
終盤に差し掛かってくると不条理な感が増してきて不快指数が上昇。
死の直前、生まれてから死ぬまでの出来事が、高速映像で脳裏を駆けめぐるという眉唾な話を
聞いた事がありますが、それを映画化した?
夢落ちよりもタチが悪いような・・・・
不可解で後味の悪さは残りますが、一晩寝たらこの映画を見た事すら忘れそうな程、
心には何も残らない。
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