カスタマーレビュー
馬生、好きですねぇ! 金原亭馬生名演集(3) 千両みかん/品川心中 金原亭馬生(十代目)
あの、枯れた感じの風情がたまらなく魅力的でした。享年54歳とは、何とも早過ぎです。この年は、彦六師匠も、逝ってしまいました。酒を呑む仕草、本当に旨そうに演るんですよね。「富久」・「臆病源兵衛」とかがお気に入りですが、この「品川心中」も、めったに出会えない下まで聴くことが出来る、貴重な音源ではないでしょうか!?志ん生・志ん朝の狭間で、色々ご苦労もあったでしょが、きちっと、馬生落語を確立したと思います。晩年は、見台を置いての、板付きの高座であったと聞きます。存命であるなら、79歳。間違いなく、会長の道を歩んでいたでしょう。
「千両みかん」、「品川心中の上下」 金原亭馬生名演集(3) 千両みかん/品川心中 金原亭馬生(十代目)
馬生師匠のレビューの「まくら」。古今亭志ん生を父に持ち、子供ほど年齢の違う弟の志ん朝の存在は、この師匠の立場を極めて微妙にしたのではないか。
それで、一方で、「千両みかん」のような、良く考えれば、「崇徳院」の焼き直しのような地味な噺を丹念に「完成」させ、上しかやらない「品川心中」を下まで演ずるなどの工夫をしたと思われる。
個人的に言えば、落語研究会に所属していた時の学生時代にこの師匠の寄席や、ホールでの実演をかなり見聞きする機会があったが、国立劇場の「千両みかん」は、絶品だった。良く考えれば馬鹿馬鹿しいみかん3袋300両に、忠義な番頭が己の人生の全てを否定されるような目つきが忘れられない。
見事というしかない。
品川心中が上下通し 金原亭馬生名演集(3) 千両みかん/品川心中 金原亭馬生(十代目)
品川心中を魚籠のサゲまでやっているのが嬉しい。
志ん生も志ん朝のCDも途中で切ってますし、馬生も
ビクター日本伝統文化振興財団のCDでは志ん生流。
てっきり古今亭は最後までやらないと思ってましたが、
馬生にこういう録音があったんですね。
この噺の後半の復讐劇は実に落語らしい世界の何とも
いえない味わいを感じます。
現在通しで聞けるCDは、圓生百席と立川談志くらい
ではないですかね?
その圓生の通しのCDはスタジオ録音(ライブのビデ
オはあったけれどCDはでていないはず)だし、談志
師匠はいまのところ、セットでの販売だから高額。
安価にライブで最後まで聴けるこのCDは魅力的。
最新レビュー 金原亭馬生名演集(3) 千両みかん/品川心中 金原亭馬生(十代目)
収録曲・トラック
Disc1
1.千両みかん(昭和42年6月6日 NTV)
2.品川心中(10月2日 本牧亭<厚生独演会>)
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