宇野功芳氏が「こんなアンコールを聴かされたら誰だって泣いてしまう」とどこかで書いていたが、本当にその通りのモーツァルトK.545第2楽章だった。K.545のスタジオ録音を聴いたときはそれほどでもなかったのに、このイスラエルでのライブ盤には文句なしに感動させられた。
聴衆のみならず壇上の楽員たちまでが、それこそ全身を耳にして、内田のピアノにじっと聴き入る様を映像で確認できる喜びはひとしおだ。
ベートーベンのピアノ協奏曲4番ももちろん素晴らしい。どこがどう素晴らしいのか、素人の自分にはよくわからないが、とにかくぐんぐんと引き込まれてしまうのだ。繊細でそれでいて力強い。
内田光子だからと先入観を持って聴いているわけではない。誰かこの素晴らしさを音楽的に、素人にもわかるように解説してくれませんか。とにかく、宝物のような一枚です。
なお、06年発売盤は品切れのようだが、08年1月に再発売されている。
Disc1
1.オープニング
2.ピアノ協奏曲第4番ト長調 作品58 第1楽章 アレグロ・モデラート
3.ピアノ協奏曲第4番ト長調 作品58 第2楽章 アンダンテ・コン・モート
4.ピアノ協奏曲第4番ト長調 作品58 第3楽章 <ロンド> ヴィヴァーチェ
5.ピアノ・ソナタ ハ長調 K.545より 第2楽章 アンダンテ (アンコール)
6.劇音楽「ロザムンデ」 D.797より序曲(D.644)
7.オーボエとヴァイオリンのための協奏曲 BWV.1060a 第1楽章 アレグロ
8.オーボエとヴァイオリンのための協奏曲 BWV.1060a 第2楽章 アダージョ
9.オーボエとヴァイオリンのための協奏曲 BWV.1060a 第3楽章 アレグロ
10.エンディング