カスタマーレビュー
衝撃に変わりないけど ドッグヴィル スタンダード・エディション [DVD] ニコール・キッドマン
撮影方法が特殊なため最初は戸惑った。映画を見ている感じがせず途中から眠くなりました。
さらに腹立たしい登場人物達、見ていて気分が悪くなります。おまけに長い(177分)。
しかしそんなもやもやを一掃するような衝撃のラストに驚きました。他の人も言っているように観る価値はある映画だと思います。
最も醜悪な傑作 ドッグヴィル スタンダード・エディション [DVD] ニコール・キッドマン
「人間性」を考えさせられる、決して「好き」ではないが「重要」な映画。
私が最も強く感じたテーマは、社会を制圧するための「暴力」と、社会秩序を守るための「暴力」。
暴力描写がリアルになりすぎない舞台設定も良いと思う(充分酷いが...)。
醜悪かつ不愉快なレイプ描写、覚悟して観てください ドッグヴィル スタンダード・エディション [DVD] ニコール・キッドマン
物語は何者かに追われているニコール・キッドマン演じるヒロイン、グレースが
小さな村に辿り着く場面から始まります。
閉鎖的なその村によそ者であるグレースを受け入れるかどうか、村人たちは協議
し、その結果グレースは村に温かく受け入れられる、とここまでは普通の映画に
よくある話です。
しかしそこから先は非常に醜悪かつ不愉快な描写が連続します。
何者かに追われているグレース、村人たちは言いなりにならなければその何者か
に引き渡す、という状況をつくりあげ、従わざるをえないグレースに対し、自ら
の欲望の限りを尽くします。
そう、まさにタイトルのドッグヴィル(犬の村)の通り、犬畜生のように。
この描写はかなり強烈で、これから観る人には覚悟して観てくださいと忠告し
たいです。まあはっきり言ってしまえばレイプなのですが、このレイプは暴力
的な男が女性を無理矢理、という種類のレイプではなく、もっと醜く不愉快な
ものです。
抵抗できない女性を自らの欲望のはけ口にする情けない男達…。同じ男として
見ていて非常に不快感を覚えました。
しかし、それこそがこの監督の狙いなのです。
男の性欲、女の嫉妬心、子供の残酷さ…、この作品は人間の醜い部分をこれで
もかと我々に見せつけてくれます。集団心理にかられた村人たちによって、グ
レースが奴隷以下の存在になったとき、グレースを追っていた何者かが現れ、
物語は衝撃の結末を迎えます。
このラストシーンこそ、トリアー監督の我々の胸に生まれた不快感に対する回
答。
この映画は非常に醜悪で不愉快な作品ですが、しかし、見る価値のある作品だ
と感じました。
コラージュされたアメリカ ドッグヴィル スタンダード・エディション [DVD] ニコール・キッドマン
ラース・フォン・トリアー監督はアメリカに行ったことがないという。
大恐慌時代、民主主義、ギャングのアメリカ。
8つの章の冒頭にその後の展開が数行のセンテンスで予告され、ナレーションが状況と心理を
過剰なまでに物語る3時間近くに及ぶフィルム。
抽象的なセットのなかで、あまりに生々しく皮肉な"アメリカ"がコラージュされる。
独特の演出と、観念だけが空回りするような台詞、そして過剰なナレーションが続くのだが、
ローレン・バコールをはじめとする出演者たちがそれをある種の整った結晶に仕上げていく。
しかし何より"招かれざる"客=ニコール・キッドマンが魅力的だった。
彼女がこのフィルムに写っていなければ最後まで見続けることはできなかったと思う。
ドッグヴィルとは似てないけど ドッグヴィル スタンダード・エディション [DVD] ニコール・キッドマン
ダンサーインザダークの
ラース・フォン・トリアー監督の作品。
シンプル過ぎて
他の誰にも真似が出来ない作品になっています。
出演している役者さんの演技の質の高さと、
舞台の隅々に行き渡る有機感、カメラワークの峻烈さ。
非の打ちどころがない奇怪かつ、
誰もがやろうとして、やりにくい作業が高度に結集。
キーファー・サザーランドの24も、別のベクトルで、
誰もがやりたいことを実現した例ですね。ドッグヴィルとは似てないけど。
ちなみにドッグヴィルのプロットは、
スタートした時点でラストまで、多くの人の予想通りです。
その、ありがちなプロットに、一瞬の隙も与えず、視聴者を上回る。
そんな作品です。
行き届いた部屋に案内されて、
くつろいだような気持ちになれました。
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