エディターレビュー
巨匠スタンリー・キューブリック監督の遺作となった。彼が最後に選んだテーマは、ごく普通の夫婦の性の問題だった。ニューヨークに暮らす開業医のビルは、美しい妻アリスと何不自由なく幸せな生活を送っていた。ある夜、知人のパーティから帰宅した彼は、妻からセックスにまつわる衝撃の告白を受け、ショックのあまり家を飛び出す。 妻への嫉妬と自らの性衝動の狭間で苦悩する彼は、やがて禁断の倒錯した愛の世界へと足を踏み入れていく。トム・クルーズ、ニコール・キッドマンというスター夫妻を主役に迎え、撮影に18か月、編集に約1年を費やし、完全秘密主義のうちに完成された異色の愛のドラマ。主演2人の濃厚なセックスシーンも大きな話題を集めた。(山内拓哉)
カスタマーレビュー
何故か引かれる作品 アイズ ワイド シャット [DVD] トム・クルーズ
何度観ても、飽きません。
音楽を聴く代わりに、アイズワイドシャットをつけてますね。
それは、トムクルーズやニコールキットマンが美しく、
夫婦だという面白さもあるのでしょう。
卑猥だけど、何故か許せる。
大人な洋画なのかなー。
最後も傑作 アイズ ワイド シャット [DVD] トム・クルーズ
この作品に関して言うと、スタンリー・キューブリックファンの評価は、
「最高傑作」と「最後の駄作」に二分されているように思う。
「2001年宇宙の旅」や「時計じかけのオレンジ」を創造するメガトン級の
才能からすると、遺作ならもっと人類を驚かせてよというのが後者の思いかな。
確かに「時計じかけのオレンジ」など超弩級の★★★★★だけど、私なんぞ
体調の良いときに心して見ないと、吐き気がしてすぐ病んでしまう。
それからすると、この映画は、カウチポテトしながら二コール・キッドマンと
トム・クルーズのラブシーンを見れるから好きだ。
映画の中の色使いも出色の出来だと思う。赤や青の原色が効果的に使われている。
全編にではなく、モンドリアンのコンポジションのように、要所要所で登場し、
とてもスマートだ。
奇妙な体験と現実の交差。 アイズ ワイド シャット [DVD] トム・クルーズ
キューブリックの遺作にあたる、本作。これまでにも心理描写を得意とする素晴らしい映画を製作してきたが最後も最高だと思う。誰しも心の中にある欲望と妄想が顔を出したときの奇妙な話だ。原作はシュニッツラーの「夢奇譚」。申し分無い生活を送る夫婦が、ある日妻の告白によって、主人公が妄想と苛立ちと欲望に走りかける話である。妻の性欲を知った主人公は妄想にかられながら、夜の街で偶然に秘密クラブの存在を知る。好奇心から秘密クラブに潜り込むが、そこで主人公は欲望をそそる女神に出会った。しかし主人公は「危険だから帰って」と女神に諭される。好奇心と欲望の果てに主人公は現実の世界で「欲望の女神」の変わり果てた姿を見付けてしまう。後悔を持ちながら妻に告白する。しかし、危険と欲望、どちらもすり抜けた夫を「感謝すべきこと」と優しく言う。原作はここまでだが、映画では、何をすべきか?の回答を妻が言って終わる。悲惨な女神と、危険な思いを回避した夫婦。秘密厳守の仮面クラブの神秘と異常と恐怖の世界と日常がスムーズに映し出され、絶妙だ。
ただ素直に観ればいい アイズ ワイド シャット [DVD] トム・クルーズ
たった2日間に起こる、ある夫婦の間の物語として観ればいい。映画論やキューブリック論を振りかざして、理解をややこしくする必要などない。
このストーリーが決して有り得ない話などではないほど、現代は性に関して多様な(ある意味で)あり方が現実としてあふれているではないか。そこを美しく官能的な映像で表現している映画だと評価すれば充分だ。
それよりも、トム・クルーズとニコール・キッドマンが交わす、夫婦間の性に関するやり取りの真に迫った演技を見逃すな。
忘れられないワルツ アイズ ワイド シャット [DVD] トム・クルーズ
上映当初は,傑作なのかそうでないかで評が分かれ,大変な話題となった。キューブリックの遺作となったが,ファイナルカットまで彼自身がやったかどうかも論点の一つだった。
観に行く前は「キューブリックにトム・クルーズ」という組み合わせに合点がいかなかったが,観て納得。知ってはならない世界に首を突っ込んでしまった青年医師にピッタリであった。
劇場に二度観に行ったが,あの衝撃の儀式もさることながら,冒頭のワルツが忘れられなかった。
是非,dts音声付きのバージョンを発売してほしい。そしてもし,キューブリックが意図していたバージョンが別にあったのなら(ないとは思うが),ディレクターズカット版として是非公開してほしい。
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