久々の新作を見てみると、俳優達がそれぞれ年を重ねているのを実感しました。
ほとんどコスプレのポワロはともかく、ヘイスティングはすっかり白髪混じりに、、、。
クリスティーの作品では、キャラクター達はそれぞれ確実に年を取っていくので、これもまたクリスティーらしいと言えますが。
完全版を選ぶとこれまでのフルスクリーンではなく、ワイドスクリーンで見れるので、旧シリーズで購入している私のような者にはこれもまた時の流れを感じさせてくれることのひとつです。
私にとって国内産の海外ドラマDVDの欠点は値段が高いことですが、良点は日本語吹き替えがあるところです。
そこで、購入に際しては吹き替えのクォリティが気になるところですが、このドラマは吹き替え役者もシブイ俳優ばかりでけっして期待を裏切りません。
字幕もいいですが、吹き替えは画面をゆったり味わえるのでより気楽な気持ちでストーりィに集中できます。
確かに「殺人事件」なのですが、ミステリィ物としての価値だけではなく時代物として、小物や衣装、車など見るべきものはたくさんあり、繰り返して見たくなるような作品です。
ポワロファン待望の新作のDVD化が、NHK初回放送後、3年9か月振りに実現した。
この「メソポタミア殺人事件」は、中東を舞台としたポワロ物長編3作品のうちの一つであり、「ナイルに死す」、「死との約束」のように映画化こそされていないものの、傑作といって差し支えない作品である。
また、この作品では、アガサが、当時、夫に同行して毎年出掛けていたイラクやシリアの遺跡発掘現場の様子が生き生きと描かれ、その宿舎や発掘に携わった人はプロット作りにも活かされているのだが、そんなアガサならではのリアルな中東色溢れる作品を、要約しながらもかなり忠実に映像化している。ポワロが唯一恋した女性として有名なロサコフ伯爵夫人からの助けを求める電報で、バグダッドまで呼び出されたポワロに降り掛かった、テレビ版オリジナルのとんでもないエピソードも必見だ。
ところで、気になるのは、今後のDVD化の見通しだが、残すところ、長編20作品であり、DVDにして20枚といったところだろうか。新BOX1と2が各16枚で再編成されており、それと比べると、中途半端な数が残ってしまったが、常識的に考えれば、全作品完成時に、新BOX3が20枚で発売される可能性が一番高く、先日NHKで放送されたばかりの第9シーズンの4作品以降の分売も、それまでないと見るべきなのだろう。
問題は、これまでの製作ペースでは、残る作品の完成が、一体、何年先のことになるのか、予想が付かないことだ。ちなみに、第10シーズンも、第9シーズンに引き続き4作品となり、現在までにその4作品、「青列車の秘密」、「ひらいたトランプ」、「満潮に乗って」、「葬儀を終えて」の撮影を終え、残るは12作品にまでこぎつけているようではあるのだが、私を含めたDVD化まで待ち切れないという熱烈なポワロファンは、NHKでの放送を見逃さないようチェックを怠らないのが、最善の策なのだろう。