カスタマーレビュー
リアリズム。 マルサの女 [DVD] 宮本信子
この作品で描写されている、脱税やそれらに対する捜査の手法は、当時としても敢えて一時代、若しくはそれ以上前の手法を採用しているのですが、
これは当局に映画化の認可を貰いに行った時に、
「駄目だと言ってもどうせ作るんでしょ」
と投げ遣り的に許可をくれた――もとい話のわかる担当者に敬意を顕す為でもあるというか(想像)。
そんな訳で、伊丹十三監督の最高傑作。
宮本信子さんという日本映画界のニューヒロインを生み出し、また山崎努さん演じる障害を持つ人物(ヒール)の役処に関する言及のあれやこれやも含め、
兎も角本邦映画史上に風穴を開けた逸品。
日本映画に触れるなら是非押さえておいて欲しい金字塔の一つです。
観て。
それにしても惜しい人を亡くしましたね…。(合掌)
よく考えるよな。 マルサの女 [DVD] 宮本信子
そもそも脱税を舞台にし、エンターテイメントとして成立させてしまうことに脱帽。
オープニングで死期が近い老人が乳首にむしゃぶりつくという度肝を抜く演出で一気に作品に引き込まれる。
金は人間の本性を引き出すというが、欲をむき出しにした強欲な俗物たちは見ていてもはや爽快。
権藤の息子が学校で友人たちの間で中古品売買の仲介で金を稼いでいるというシーンがあり、「あー、やっぱり商売人の子供は商売人なのだなあ」と妙に納得しました。
権藤が金持ちになる秘訣を言うシーン。
あれはウォール街のゴードンゲッコーの株主総会でのスピーチ並みの迫力を持つものでした。
そこでも見る価値がある。
胃腸薬 マルサの女 [DVD] 宮本信子
最近の日本映画は・・・
なんて、ぶつけようのない慢性的な怒り(?)を
症状として抱え、荒れに荒れていた私にとって、
なによりの「良薬」になりました。
とにかくこだわった作品のディテールには、
「ほほぅ」と感心の連続でした。
映画ファンの必修アイテム! マルサの女 [DVD] 宮本信子
今更ながら「名作」です・・・!
バブルの時代、「金」にまつわる紆余曲折が世間を毎日のように騒がせていた頃、
「脱税」「査察」「税金」という観点に着目し、
徹底的にエンタテイメントとリアリティを両立させた今作は、
世界的に見ても物凄い「傑作」だと思います。
何と言っても「映画としての出来」が凄く良い!
役者も演出も脚本も音楽も編集も、どれもが極めて高レベル。
最後のシーンで語られる「人にモノを残すなら、お金じゃなくて、あなたの強さを残すべき」
とういうセリフこそがこの作品の大テーマで、
全編が見事にこのテーマに終結して行く・・・そして山崎 努の、復活を予感させるあの背中・・・
このDVDは、映画ファンのマスト・アイテムであると言い切れます。
マルサとは マルサの女 [DVD] 宮本信子
なんと言っても宮本信子さんの演技が光りました。マルサって危険もはらんでいるし、この時代には税金がらみの悪はまだまだ増えそうです。社会派映画を撮り続けていた監督が亡くなったのが残念です。またこのような映画が出てくることを期待します。
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