エディターレビュー
ジェーン・カンピオン監督の『ピアノ・レッスン』は深く琴線に触れる作品であり、1993年に公開されると、その豊かで夢幻的な映像によって観客を魅了している。主人公のエイダ(ホリー・ハンター)は6歳のときに話すことをやめたスコットランド女性。娘のフローラ(アンナ・パキン)を伴い大切なピアノとともに、農夫の夫(サム・ニール)と見合結婚のためにニュージーランド南端の島にやって来る。エイダは、顔にマオリ族の入れ墨をした無愛想な隣人(ハーベイ・カイテル)にピアノを教えることになり、そこから展開が始まる。映画は力強くも夢のようなロジックに基づいており、ストーリー性すらあっさり否定してしまう。息をのむほど美しい恋愛映画であり、異彩を放つ演出家であるカンピオン監督が独特の手法で作り上げている。カンヌ国際映画祭ではパルム・ドール賞を受賞し、さらにアカデミー賞ではハンターとパキンがオスカーを、カンピオンが脚本賞をそれぞれ受賞している。(Jim Emerson, Amazon.com)
カスタマーレビュー
ピアノの悲鳴 ピアノ・レッスン [DVD] ホリー・ハンター
音楽と映像が素晴らしい。
切なく激しく心を掻き立てる旋律は、ナイマンの映画音楽の中でもこれが最高だと思う。現実のようで現実離れしたような自然の景観は、ジェーン・カンピオンの芸術性をフル発揮している。
ストーリーについては商品の説明にあるような「息をのむほど美しい恋愛映画」とは言い難い。人間の本能、嫉妬、愛情、性欲、憎悪などが非常にドロドロと絡み合い、あらすじだけ説明すると昼メロ宛ら。しかし、それを映画だからといって敢えてお綺麗に処理せず、ありのまま描き出しているのがいいところ。男女の愛を美しいだけのものと捉えていたいのならば、嫌悪感が沸くと思う。
もとより女性に共感されやすい映画だと思うが、音楽や絵画など芸術方面を志す方は、余計に感情移入してしまうのではないだろうか。そういった方々にとって非常にショッキングな場面もある。その意味の重さが分かるだけに、私はそのシーンは悲鳴を上げました。
タイトルに関しては邦題の「ピアノ・レッスン」は的外れだと思う。原題の「The Piano」の方が、この映画の本質を表すものとして良かった。
低俗なポルノ映画 ピアノ・レッスン [DVD] ホリー・ハンター
極めて評価が良いようだが、個人的には極めて低俗なポルノ映画だと感じた。
上の商品の説明でもあいてあるようにストーリー性すら否定っていうのがその通りだと
思う。そもそもピアノレッスンなんてあってないようなもので最終的にそのピアノすら
捨ててしまう。え?今までやってきたことってなんなの?って思う。ただ見知らぬ男との
性行為を延々と描くだけでむしろ「汚らしい」。性描写を持ってくるのならむしろ
きちっとしたストーリー、段階がないとAVと一緒。いや最近のAVの方がむしろストーリーを
考えてるのではないかと思ってしまうほど。疑問と嫌悪感だけが残る。
高波打寄せる海岸に置き去られたピアノ ピアノ・レッスン [DVD] ホリー・ハンター
高波打ち寄せる海岸に置去られたピアノを画面中央に捉えたシーン。
バックには、マイケル・ナイマン作曲のテーマ音楽が流れている。
このワンシーンが本作品の輪郭を構成し、第一の成功要因だと思う。
ホリー・ハンター自身が弾いているとのことで、余計に素晴らしい。
この映画はやはり、女性に受け入れられるのではないだろうか。
また監督はじめ製作スタッフが女性中心というのもうなずける。
例えば、主人公をふたりの男性が暴力で奪い合うのではなく、
このような結末に帰したり、官能シーンの描き方でも然りである。
タイトルの「ピアノ・レッスン」は、英語名のみ「The PIANO」。
既登録の関係でこうなったらしい。さて、どちらが好いだろうか?
大人の映画 ピアノ・レッスン [DVD] ホリー・ハンター
この映画は男と女の純愛映画綺麗な映画映画自体美しいけれどピアノの音楽がとても綺麗で
良いねぇ癒されてしまいます ピアノしか知らない女性が真実の愛に目覚めていくこれは詩情溢れる名作です
楽しみを希う心 ピアノ・レッスン [DVD] ホリー・ハンター
マイケル・ナイマン作曲の悲しいソロ・ピアノの調べを聴いただけで、思わず星5ツをあげたくなってしまう作品。ジョージ・ウィンストンを思わせる美しいメロディラインは透明感と叙情性にあふれており、ニュージーランドの未開拓地を舞台に女流監督が撮り上げたプリミティブなラブ・ストーリーにとてもよくマッチしている。特に主役のホリー・ハンターが自らの手で奏でた『楽しみを希う心』は、いつまでも観客の耳に残る名曲である。
夫の死によって失語症に陥った元オペラ歌手エイダ(ホリー・ハンター)が、なぜ他人の魂を削るようなピアノ演奏をし、一種のテレパシー能力を身につけるようになったのか?そして、原住民に同化した白人男ベインズ(ハーヴェイ・カイテル)をなぜ突如愛するようになったのか?ジェーン・カンピオンはミステリーの理由を<強い意志>のせいにしてあいまいにぼかしていたが、それはそれで許せてしまう演出の仕方をしている。
カンヌでパルムドールを受賞した本作品にあえてケチをつけるとしたら、引っ張りすぎのラストシーンだけであろう。個人的には、大切にしていたピアノとともにエイダが海に沈められてジ・エンドがベストだったと思うが、なぜかアナザー・バージョンが採用されたようだ。明るい再生を語った後日談は、本作品の中で唯一違和感を覚えるシークエンスである。
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