カスタマーレビュー
ハワイの言葉 忘れない 下田逸郎
たゆたいアンサンブル3作目となるこのアルバム。下田逸郎の声、クラリネットなどの楽器の音色、楽曲が分かちがたく結びついた傑作であると思う。1曲目からその下田逸郎ワールドにとっぷりとひたってしまう。この世とあの世をいったりきたりしつつ、着実にしみこんでくる音楽である。ハワイ語(という表現は適切か否か)で唄われる2曲目は、下田逸郎の方言のように聞こえてしまう。このアルバムのすべての歌詞のなかで特に気に入っているのは「あの人は 自分の心の中に 大きな湖を描き出して さざ波 ひそかにつくり その広さへと 旅に出る」というくだりである。まるで無から宇宙が生み出されたような、退屈しきった神さまがゆらぎをつくって、そしてそれを楽しむように魂の彷徨をするといった、なんともいえない広がりを感じるのだ。すでに、10回以上もくり返しきいているが、飽きのこないアルバム、いやむしろ、聴きやめるのに少し努力がいるアルバムである。中毒…という言葉が今頭をかすめた。
最新レビュー 忘れない 下田逸郎
収録曲・トラック
Disc1
1.忘れない
2.PUAKO
3.夕方4時の立ち眩み
4.マッサラ
5.天使の揺蕩(たゆたい)~遅き春
6.遠い朝~秋近し
7.吹き渡る
8.釘
9.南海誘惑
10.どうするの?
11.あなたも
12.エピローグ~忘れない
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