テンシュテットの「第九」は非常に白熱した名演奏だ! こういったスタイルの「第九」と言えば、誰しも「フルトヴェングラーのバイロイト・ライヴ」を思い起こすでしょう‥。 最近のステレオ・ライヴ録音では、最もこの伝説の「バイロイト・ライヴ」に匹敵する演奏と思います! テンポはかなり速めですが、LPOの重厚なアンサンブルを充分に鳴らしきっている為に急ぎすぎの印象はありません。 第3楽章の充実した緊張感ある演奏も、素晴らしい!そして最終楽章のフルトヴェングラーを彷彿とさせるスリリングなコーダの追い込み! 「第九」はやはり、こういった聴衆の興奮を煽る締めくくりが最高にイイ! ステレオ・ライヴ録音では、ハイティンクのアムステルダムでの録音とともに忘れられない録音になりました‥! LPOとのライヴ録音としては、「運命」を演奏したコンサートの方がLPOのアンサンブル、テンシュテットの指揮ともども完成度は上ですが、この「第九」も「テンシュテットのライヴ録音」の名に恥じない白熱した名演奏だと思います! 年末には毎年聴きたいですね…?(笑)
ベートーヴェンの9番と言えば、フルトヴェングラーのバイロイト音楽祭での演奏がもっとも有名ですが、
この演奏は、その演奏に近い「熱気」をはらんだ演奏だと言えるでしょう。「テンシュテットのライブ」という名に恥じない、感動的な演奏です。
期待通りぶち壊してくれます。
第一楽章の第一主題からかなり派手に始まります。金管楽器が効果的に使われ、これまでにないスケールになっています。
第二楽章はかなり飛ばします。若干演奏に乱れがありますが、慣れればそこまで気になりません。
ティンパニーがまるで雷のように鳴り響く、快速の第二楽章です。
第三楽章は爆発はしませんが、遅めのテンポでゆったりと美しさを堪能させてくれます。
第四楽章は、躍動感あふれる演奏で、シンバルが大爆発。
終盤ではフルトヴェングラー以上のテンポで追い込みます。
演奏終了とともに、観客は大喝采。それも当然の演奏だと思います。
この曲に、フルトヴェングラーのような感動を求めるなら、是非とも聞いていただきたい1枚です。
Disc1
1.交響曲第9番ニ短調 作品125「合唱」 第1楽章 アレグロ・マ・ノン・トロッポ、ウン・ポーコ・マエストーソ
2.交響曲第9番ニ短調 作品125「合唱」 第2楽章 モルト・ヴィヴァーチェ
3.交響曲第9番ニ短調 作品125「合唱」 第3楽章 アダージョ・モルト・エ・カンタービレ
4.交響曲第9番ニ短調 作品125「合唱」 第4楽章 プレスト
5.(独唱バス)「おお友よ」