カスタマーレビュー
あだち充原作のアニメ化 H2 DVD-BOX 古本新之輔
まずこの作品は、
制作が葦プロのためスケジュールが厳しかったためか、
序盤の作画は少し崩れ気味になっています。序盤を過ぎると徐々に作画は安定していきます。
演出面は全体的に一貫して空気感を大切にしていて、
ゆっくりとしたテンポの中でストーリーは進むという構成にこだわっていますね。
オープニングは久保田利伸の『虹のグランドスラム』でなかなかカッコ良い曲でした。
※ストーリーは基本的に原作通りに作られています。
当時はテレビ朝日の木曜19時枠で放送されていましたが、
原作の途中で打ち切りになったのが残念でした。
あれから10年!満を持してON SALE! H2 DVD-BOX 古本新之輔
●「タッチ」原作のあだち充入魂の一作がテレビ放送から10年の月日を経て、鮮明な映像作品として、今ここによみがえる! ●Hiro、Hideo、Hikari、Harukaの4Hが織り成す青春ストーリー! ●英雄とひかりにスポットを当てた未放送の新作あり! ●アニメのDVD-BOXにしてはかなりお値打ち価格! ●「雨宮ひかり」の声を女優・今村恵子が熱演!透き通った透明感のある声がとても印象的だ!
野球マンガ専門にあらず! H2 DVD-BOX 古本新之輔
「タッチ」原作者の野球一筋なイメージが先行して、作品で描かれるキャラやストーリーまで踏み込んでいかない”不幸な状況”が、少なからずある。「キャラのデザインが同じ」「テーマがまた野球」「そして甲子園」、おそらく「H2」が放送されていた時、こう思っていた人は少くなからず居たと思うし、時には拒否的な反応を示す理由ともなる部分である。しかし、それで作品の面白さが決定づけられる事には”待った”をかけたい。冒頭”野球マンガ専門にあらず!”と書いたのは、この作者が、作品の大部分を”野球の試合”あるいは”甲子園”を描くのに消費するのではなく、その場所を目指すために”努力する姿””ひた向きさ”にスポットを当てていること、それを”〜あらず”と表現した、という訳です。思い出して欲しいのは、あの「タッチ」でも、試合に多くの話数を裂いたという印象はあまりないはず。むしろ、高架の下で涙する南の姿や、勉強部屋での3人の会話シーンなど、「タッチ」という作品を今も記憶に残す理由は”野球”に囚われない部分が多くある。「”試合がなければ”なりたたない」と言わんばかりに、1試合に十数話を投入する”狂気”ともいえる作品の多くは、そこへたどり着くまでの”ドラマ”を描けず、試合の中で”どんなハプニングを起こすか””どのキャラに奇跡を”起こさせる役”を演じさせるか”に終止し、そこへ至るまでの道を、ことごとく蔑(ないがし)ろにする。こうなってしまうと、もはや主役は”試合”であって”人”ではない。主役は”野球”や”試合”ではなく”主人公”や”ヒロイン”であるという姿勢は、「タッチ」でも「H2」でも、変わることなく作者の作品に貫かれている。だからこそ、食わず嫌いで終わって欲しくない。
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