抜粋であることから、これをもってカラヤン盤の真価を評することはできないと思いましたが、とにかくラインへの旅を聴き比べたくて購入しました。声が入っていることから当然ショルティやクナと比べなければと思いますが、まずこれはちょっとと思ったのはブリュンヒルデとジークフリートの声。夜明けからブリュンヒルデが歌い出す直後まではなかなかいいじゃないかと思ったのですが、その後がどうも好きになれない。どこかの本で声を抑えたと書いているものもありましたが、ショルティやクナと比べると自然に聞こえず、いよいよジークフリートが旅に出るというところではとんでしまっていないかと思えてしまう。部分部分ではいいところもあるため、少々残念に思いました。また、ジークフリートもどこかしか弱い感じを受け、二人が掛け合っているところはどうも時間が長く感じました。しかし、嫌いな感じは受けず、鑑賞には充分だと思います。なお、カラヤンの演奏は相変わらず速く、もっとじっくり聴かせてくれてもいいのにと思うところもしばしばありました。ただ音の豪壮華麗さは、当時最高潮と言われた彼とベルリン・フィルの力をまざまざと感じさせるものでした。結局、何だかんだ言ってもどこかしかを毎日聴いています。
Disc1
1.序夜《ラインの黄金》「姉さんたち、見て!」
2.序夜《ラインの黄金》「愛の力を諦める人だけが」
3.序夜《ラインの黄金》「おまえの力で世の遺産がわしの手にも入るのか?」
4.序夜《ラインの黄金》「盗人を捕まえて!」
5.序夜《ラインの黄金》「ヴォータンよ、待ちあぐむわしらの言葉を聞いてくれ!」
6.序夜《ラインの黄金》「お姉さん!お兄さんたち!助けて!助けて!」
7.序夜《ラインの黄金》「ヴォータン、夫よ!なんという不幸をあなたはもたらしたのです!」
8.序夜《ラインの黄金》 場面転換の音楽
9.序夜《ラインの黄金》 ヴァルハラへの神々の入城「城へと橋は架かりました」
10.序夜《ラインの黄金》「夕べの空は陽に映えて」
11.序夜《ラインの黄金》「不安や恐怖のない城に、わたしは挨拶を送ろう」
12.序夜《ラインの黄金》「ラインの黄金!ラインの黄金!純なる黄金!」
13.第1夜《ヴァルキューレ》「お客人、お休みですか?…一族の男たちがすべて、この部屋に集まっていました」
14.第1夜《ヴァルキューレ》「冬の嵐は過ぎ去り、快い月となった」
15.第1夜《ヴァルキューレ》「寒い冬の日々にわたしが憧れていた春こそあなたです」(「きみこそは春」)
16.第1夜《ヴァルキューレ》「いと甘き喜びよ!いと妙なる女よ!」
17.第1夜《ヴァルキューレ》「あなたの父上がヴェルゼで、あなたがヴェルズングのひとりなら」
18.第1夜《ヴァルキューレ》「ヴェルズングのジークムントがおまえの前にいるのだ!」
19.第1夜《ヴァルキューレ》 ヴァルキューレの騎行「ホー・ヨー・トー・ホー! ホー・ヨー・トー・ホー!」
20.第1夜《ヴァルキューレ》 ヴォータンの別れ「さようなら、勇ましいわが子よ!」
21.第1夜《ヴァルキューレ》「輝くふたつのまなこよ」
22.第1夜《ヴァルキューレ》「ローゲよ、聞け!よく聞け!」
23.第1夜《ヴァルキューレ》 魔の炎の音楽
Disc2
1.第2夜《ジークフリート》「あれはわたしの父ではない」-森のささやき
2.第2夜《ジークフリート》「歌っておくれ、聞いているから」
3.第2夜《ジークフリート》 前奏
4.第2夜《ジークフリート》「目覚めよ、ヴァーラ!ヴァーラ!目覚めよ!」
5.第2夜《ジークフリート》 ブリュンヒルデの目覚め 導入部
6.第2夜《ジークフリート》 栄えあれ、太陽よ!栄えあれ、光よ!
7.第2夜《ジークフリート》「ジークフリート!ジークフリート!気高い英雄!」
8.第3夜《神々の黄昏》 間奏 夜明け
9.第3夜《神々の黄昏》「いとしい勇士よ、あなたの新しい働きを」
10.第3夜《神々の黄昏》「不思議な女よ、わたしには保てないほどの多くを、あなたは与えてくれたのだ」
11.第3夜《神々の黄昏》 間奏 ジークフリートのラインへの旅
12.第3夜《神々の黄昏》 ジークフリートの葬送行進曲
13.第3夜《神々の黄昏》 ブリュンヒルデの自己犠牲「ラインの岸に薪の山を積みあげよ」
14.第3夜《神々の黄昏》「さあ、わたしの相続すべきものをわたし自身のものとしよう」
15.第3夜《神々の黄昏》「からすたちよ、飛んで行け!」
16.第3夜《神々の黄昏》 終結部「指環に近づくな!」