製作期間が極端に限られてしまった割には、メインテーマを崩す事無くしっかりと描き切った作品だと思う。そのいう意味でもこの巻に収録されている話は、まともにその影響を受けて製作されたと思うが、ラストまでの繋ぎとして無理なくストーリーが展開され、ラストに上手く繋げたと思う。こういう扱いをされながらも、最後まで伝えたい主張を曲げる事無く作品を完成させた製作陣は素晴らしい。他にここまでやり切れる製作者はいないだろう。もし完全版があるなら見てみたいが、おそらく無理だろう。
一般的に言われる打ち切られた作品という前提でレビューを書いたけど、よく考えると作品はちゃんと完結しているんだから打ち切り作品ではないでしょ。打ち切りなら完結せずに終わってる。正式には話数短縮作品でしょ。肯定派も含めて打ち切りと簡単に決め付けて言ってるけど、打ち切りの意味をちゃんと知った方がいい。誤解で変な偏見を作品に与えないでほしいし、偏見を持たれる作品じゃない。ファーストは確か正式に打ち切りと認められている。
一般的には「シリーズ一の駄作」「『ガンダム』史上、もっとも数奇な運命を辿る」「報われることなく散った作品」(「アニメ批評 #001」)などと言われていますが、何が原因だったのでしょうか?
「ガンダムX」の話題になるとなぜか必ず登場する単語が「視聴率」と「打ち切り」です。「ガンダムX」の視聴率は、26話までの間に4.3%を2回ほど超えるレベルで安定します。……ちなみに、前番組「ガンダムW」の視聴率が平均4.3%でありシリーズ屈指の低さでした。
そして、そこで事件が起こります。それまで夕方5時の放送だったのが、27話から朝の6時に左遷されてしまったのです。当然、後はひたすらかわいそうな視聴率が続くことになりました。
27話「おさらばで御座います」 1.5%
28話「撃つしかないのか!」 1.4%
29話「私を見て」 0.8%
30話「もう逢えない気がして」 1.5%
31話「飛べ、ガロード!」 1.4%
32話「あれはGファルコン!」 0.8%
33話「どうして俺を知っている!?」 1.4%
34話「月が見えた!」 0.8%
35話「希望の灯は消さない」 1.3%
36話「僕らが求めた戦争だ」 1.5%
37話「フリーデン発進せよ」 1.7%
38話「私はD.O.M.E… かつてニュータイプと呼ばれた者」 1.1%
最終話「月はいつもそこにある」 0.6%
そして、全46話の予定だったハズが、ここで打ち切り。おさらばで御座います。結局、6.2%で始まって0.6%で終わるという美しい視聴率の流れができあがってしまいました。
打ち切りのせいで、物語終盤に悟った人が登場。金田一少年のように関係者を招集して長々と喋り、作品のテーマを全部クチで説明してくれる最終回になってしまいました。
……まあ、監督には、1年間放送したアニメの最終回で「実は主人公たちは二次元人だった!」をやった前歴がありますから、別に打ち切られなくてもメメタァな終わり方をした可能性はありますけど。
この巻はサテリコンに救助されたガロードが、サテリコンのパイロットのパーラと行動を共にするストーリー。サテリコンの拠点の小惑星に攻めてきた宇宙革命軍を迎え撃つため、ガンダムDXとGファルコンが出撃する。
だが旗艦が沈んでしまい、MS隊も大半が撃墜されて窮地に立たされる。そして革命軍艦隊はサテリコン拠点に向け荷粒子反応弾を発射し、サテリコンは壊滅する・・・。
そしてパーラはこう言った。「しかしダッセェよなぁ・・・また仲間を失っちまうなんてなぁ・・・。」本当に切なかった。「これが戦争の辛さ」とも思ってしまう。ガンダムXは結構戦争を描けている作品です。
他にはガロード、パーラの共同作戦でコロニーレーザーを撃破するストーリーや、フリーデンクルー救出。そしてフロスト兄弟の心境などが収録されている。
しかしながら現在放送中の某クソガンダムは何なんでしょうか?適当にこいつら殺しておけばどうにでもなるだろうみたいな事しか描けておらず、なおかつオタク映像まで流す始末だから非常にタチが悪い。ガンダムX見たほうが断然いいですよ。