カスタマーレビュー
時代を超えて愛されるフォーク・デュオ、グレープの記念すべき1stアルバムです。 わすれもの グレープ
長崎県出身のさだまさし・吉田政美により結成された男性フォーク・デュオ、グレープの記念すべき1stアルバムです。役割分担としては、さだが全12曲の作詞作曲を手掛けメイン・ボーカルを担当し、吉田は一部の編曲・コーラス・ギター演奏を担当し一曲だけメイン・ボーカルを務めています。コーラスについては2人の声質は割りと似ていますが、さだが高音域で吉田が低音域で美しいハーモニーを聴かせてくれていて、中でも「告悔」と「春への幻想」が美しさで際立っていますのでお奨めします。音楽的には日本的な暗い短調の曲は少なく、悲しいテーマの詩でも「しおれた花」のように陽気にポップス調に仕上がっていて、全体的に軽やかな印象です。唯、このアルバムからリリースされた暗く重い雰囲気のシングル2曲が、2nd「精霊流し」をA面トップに、1st「雪の朝」をB面トップに配置されていますので軽快さは幾分抑えられている嫌いはあります。さて、本作でのさだの詩の世界ですが、暗い曲想・明るい曲想の両面で幻想的な部分が強く感じられます。『精霊流し』では、「せんこう花火が見えますか 空の上から」。『雪の朝』では「雪が降り続き荷馬車が通り過ぎる」幻想的風景を描き、『哀しみの白い影』は「哀しみの白い影だけが ゆらり ゆらり ゆらり」と魔物のような存在を暗示し、『魔法使いとフリージア』では恋人を「君はまるで魔法使い」と陽気に賛美しています。最後に本アルバムから私の好きな6曲を選びますと『精霊流し』『紫陽花の詩』『ひとり占い』『春への幻想』『告悔』『あこがれ』となります。本作には、さだが若い頃でなければ歌えなかった素直で軽やかな曲達がたくさん収録されています。今から30年以上前の1974年にリリースされたとは思えない今でも新鮮な魅力を持ち続ける時代を超えて愛される名盤を、これからも何度も聴き返して行きたいと思います。
時代に朽ちない力があるかな・・・。 わすれもの グレープ
ふと、今CDで手に入るのかなと思って見てみたら・・・、ありましたね。(^^ゞ 数日前、何かのきっかけでこのアルバムの歌を思い出して口ずさみ、以来、お風呂で思わず口をついて出ます。 大名曲揃いとまでは行きませんが、今デビューしてもきっとグレープは当時と同じくらいか、あるいはもっと売れるでしょうね。 暗い曲も多いのですが、「魔法使いと・・」の、心洗われるさわやかな味わい。「一人占い」のおしゃれで切ない印象。 やたら平和を語ったり、壮大な歌を作ろうとしたり、この頃のさだまさしは、どうも違う世界に向かってしまっているような気がしますが、ここには彼の若々しい頃の、純粋な良い面だけがあります。こんな歌を作れる人だから、後に「案山子」って作れたんだ。 グレープ時代の3枚の中では、暗めの曲の印象が強いアルバムですが、「2.もしかしたら・・・」なんて名曲中の名曲。こんな歌、今、誰が歌えます?作れます?「5.蝉時雨」もいい。「12.あこがれ」だって傑作。・・・ああ、挙げて行けば、やっぱりいいよ。このアルバム。 短い曲が多いですが、才能の凝縮した感じの一枚。そう、ゆずが登場したときにも、そんなこと思ったなあ。 是非、聞いてください。
デビュー作 わすれもの グレープ
さだまさしの存在を知らしめたという意味で、シングル曲とともに貴重な存在ですが、全体的に曲の出来が今一歩。アマチュア時代から書きためてきた曲を中心とした内容で、現在のさだまさしの作品に比べるとかなり幼さが残る出来です。個人的にはアコギで蝉が激しく鳴く様子をあらわしたはお気に入りですが、その他は未消化かな、、。 さだまさしのルーツを追いたい人には、貴重なアルバムかと思います。
最新レビュー わすれもの グレープ
収録曲・トラック
Disc1
1.精霊(しょうろう)流し
2.もしかしたら君は空を飛ぶんじゃないかな?
3.紫陽花(あじさい)の詩(うた)
4.ひとり占い
5.蝉時雨(せみしぐれ)
6.春への幻想
7.雪の朝
8.魔法使いとフリージア
9.告悔(こっかい)
10.哀しみの白い影
11.しおれた花
12.あこがれ
13.雪の朝(シングル・ヴァージョン)
14.虹がかかったら
15.精霊(しょうろう)流し(シングル・ヴァージョン)
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