ジャケットの説明にもあるとおり,このCDは,Gotan ProjectのRevancha Del Tango と対になるものとして製作されたもののようだ。
アフリカの古い音楽にルーツを持ち,アルゼンチンの民謡と融合し,そして洗練されていったタンゴの歴史と現代のラウンジミュージックへの融合のありようがリミックスという形式で見事に昇華され表現されている。
ラ・クンパルシータの音楽に乗せたナレーションに始まり,アストル・ピアソラのCite Tango,ミュート・トランペットのジャズとバンドネオンのタンゴとが溶け合うRound About Midnightなどを経て,リミックスされたLa Del Rusoやセピア色をしたTres Y Dosなど新旧のモードで表現された数々の名曲の後にGotan Project の Santa Mariaで閉じられる。CD全体の作品としての構成美と仕上がりも見事だ。
ジャケットに同梱されているDVDの映像も必見だ。ジャケットの説明によれば,「Gotan Projectの世界は単に音楽だけにとどまるものではない」。
決して期待を裏切らない作品と言える。
Disc1
1.Cumparsita
2.Cité Tango
3.'Round About Midnight
4.Confianzas
5.Man [el Hombre Remix]
6.Percusion, Pt. 1
7.del Ruso [Calexico Remix][Version]
8.Capitalismo Foráneo [Antipop Consortium Remix]
9.Tres y Dos [Tango]
10.M.A.T.H.
11.Tríptico [Peter Kruder Trip de Luxe]
12.Santa María (Del Buen Ayre) [Pepe Bradock Wider Remix]
Disc2
1.Cruz del Sur [*]
2.Sentimentale: La Cumparsita/Cité Tango/Confianzas [*][Multimedia Track]