いい悪いは別にして、アンドリュー・ロイド=ウェバーによるガストン・ルルーのゴシック・ホラー/ロマンス小説の翻案は、スピルバーグの『ジョーズ』が鮫の話でやってのけたことを、舞台のミュージカルにおいてやってのけた。オリジナル・キャストのアルバムは全世界で2500万枚近くのセールスを樹立。ジョエル・シュマッカー監督の映画は、監督独特の野心的なビジュアル作品となった一方、新しい映画のサウンドトラックの録音は、逆説的に狭い領域に集中したものとなったが、大人数のオーケストラとロンドン・ボーイズ・クワイアという頼もしい存在のお陰で、ドラマチックに豊かに響いている。
この豪華な2枚組のバージョンでは、『オペラ座の怪人』のおもな曲をすべて収録し、ジェラルド・バトラーが歓迎すべき若々しい官能めいた雰囲気を怪人の役柄にもたらし、対照的なエミー・ロッサムのクリスティーヌを見事に引き立てている。オリジナル作品で編曲を担当したデヴィッド・カルエンが、新しい現代的なアレンジでウェバーの曲を飾っている。こうして映画のために書かれた軽快で陽気な新しいバラード「Learn to Be Lonely」ができあがり、ミニー・ドライヴァーが歌うこととなった。(Jerry McCulley, , Amazon.com)
迫力ある音楽にすっかり魅せられました。歌声を通じてオペラ座の怪人の映画の世界にひたることができました。のびのある澄んだ歌声はまさに圧巻です。サントラ盤としては秀逸な作品です。
私は何種類かの「オペラ座の怪人」のCDを持っていますが、一応このCDを含めた映画のCDが一番のお勧めです。なんといってもフルオーケストラの演奏がすばらしいです!ファントムのジェラルド・バトラーさんは、私の耳には歌唱力が今一に聞こえますが(ミュージカルの人ではないので仕方ないですね。ファントムは山口祐一郎さんの声が一番好きです)、「The point of no return」はこのバトラー&ロッサムが最高です。
ただし、映画だけでなく舞台のCD(劇団四季のCDでも、ロンドンオリジナル版でもいいのですが)もあわせてお聞きになることをお勧めします。映画と舞台は、例えばシャンデリアが落ちるところが違ったりするなど少し(いや、結構?)違いますので。そういう意味ではこの映画はけして完全な「舞台の映画化」ではないです。
ちなみに他のCDについて語らせていただくと、ロンドンオリジナル版がもっともホラーの要素が強く、一番新しい(?)映画のCDが一番ロマンスの要素が強い気がします。
余談ですが、本当の私の一番のお勧めは、ここでは売っていない(ゴメンナサイ)この映画のドイツ語吹き替え版CDです(爆)。
Disc1
1.Prologue
2.Overture / Hannibal
3.Think Of Me
4.Angel Of Music
5.Little Lotte/The Mirror
6.Phantom Of The Opera, The
7.Music Of The Night, The
8.Magical Lasso
9.I Remember / Stranger Than You Dream It
10.Notes / Prima Donna
11.Poor Fool, He Makes Me Laugh / Il Muto
12.Why Have You Brought Me Here / Raoul I've Been There
13.All I Ask Of You
14.All I Ask Of You (Reprise)
Disc2
1.Masquerade / Why So Silent
2.Madame Giry's Tale / The Fairground
3.Journey To The Cemetery
4.Wishing You Were Somehow Here Again
5.Wandering Child
6.The Swordfight
7.We Have All Been Blind
8.Don Juan
9.The Point Of No Return / Chandelier Crash
10.Down Once More / Track Down This Murderer
11.Learn To Be Lonely