冒頭から、『Carnivale』のとてつもなく野心的なテーマが明らかになる。それは、カーニバルのマネージャーであるサムソン(『ツイン・ピークス』で“逆さ言葉”を喋る小さな男を演じたマイケル・J・アンダーソン)のセリフに現れている――「いつの世にも、光ある者と闇に包まれた者が生まれる」(パイロット版エピソード「Milfay」より。なお、この回で監督を務めたロドリゴ・ガルシアは大作家ガブリエル・ガルシア・マルケスの息子)。物語はこの言葉で始まる。時は1934年、舞台はオクラホマの乾燥平原地帯。開幕早々、主人公ベン・ホーキンス(『イン・ザ・ベッドルーム』のニック・スタール)は母親と家を失う。彼は貧しく、孤独で、仕事を必要としていた。そこで彼は、西部に向かう途中で出会ったサムソンのカーニバルに入団する。ホーキンスは言うまでもなく善人だ。彼をカリフォルニアで待ち受けるのは、善人とは言いがたいジャスティン・クロウ神父(『ショーシャンクの空に』のクランシー・ブラウン)。超能力を持ち、罪を責め立てる説教を得意とする男である。クロウに絶対忠誠を誓う姉(エイミー・マディガン)も一緒だ。やがて、ホーキンスもクロウに似た能力を持つことが判明する…。
ダニエル・クナウフ(『Wolf Lake』)によって生み出された『Carnivale』には、デビッド・リンチ風の雰囲気(不気味で沈滞感が漂い、ちょっと奇抜)、『アメリカン・ゴシック』(ショーン・キャシディによるカルト・シリーズで、善良な邪悪な保安官の物語)風の展開、ジョン・フォード監督による『怒りの葡萄』風のビジュアルが同居している。登場人物の多彩さはテレビ史上屈指だ。占い師ソフィー(クレア・デュヴァル)は昏睡状態の母親の助けを借りて運命を読み、どこか腹黒そうなロッズ(パトリック・ボーショー)はアブサン酒を愛飲する透視能力者(未来・過去ともに見通せる)、蛇使いルーシー(エイドリアン・バーボー)は怪力男の母親で誰にでも母性を注ぐ、といった具合。今シーズン最後のエピソード「The Day That Was the Day」(監督はやはりガルシア)では、この中の誰かが命を落とすことになる。放送初年は、エミー賞で撮影賞・美術賞を始めとする5部門の優秀技術賞に輝いた。HBOで放送され人気を呼んでいる『Deadwood』同様、普段あまり時代モノを見ない人たちのための時代モノと言えそうだ。(Kathleen C. Fennessy, Amazon.com)
不思議な力を持つ人が多く所属するCarnivàle.
そのCarnivàleと共に旅をすることとなったBenと,遠く離れたLAで牧師を務める
Brother Justineの2人の不思議な繋がりを描いた物語です.
病で母親を失ったBenは,たまたま通りすがったCarnivàleの一員となります.
Benは周囲の小さな生命と引き換えに,他の人を癒すことができます.
Carnivàleはいわゆる出店とフリークショウやストリップなどの見世物,
乗り物や占いなどの移動型お祭りのようなものです.
Managementという,謎の存在が仕切っていますが,実質はSamsonという
Managementと唯一直接言葉を交わす小さい男が取り仕切っています.
旅を続けるなか,Benは自分の父親や使命について,色々と謎が生まれてきます.
その一つに,遠く離れたBrother JustineとVisionを共有していることもあげられます.
Brother Justineは,幻覚を見たり見せたり,攻撃的な不思議な力を持っています.
1st seasonは,色々と不思議なことが起こり,2人が運命に導かれている
といったくらいまでしか描かれていません.
とても不思議な世界観にひたることができます.
あまりファンタジーファンタジーしすぎていないところも個人的には好きです.
CarnivàleやBenとJustineなどの謎が少しずつ明らかになっていくあたりは
非常に面白いです.
このShowの魅力と不思議な世界観を伝えるのはなかなか難しいです.
特典はインタヴューと3本のCommentaryです.
音声字幕とも,英語,フランス語,スペイン語が収録されています.
Regionは1のみ.