エディターレビュー
イタリア映画の巨匠ミケランジェロ・アントニオーニによる4話の愛のオムニバス。「ありえない恋の話」「女と犯罪」「私を探さないで」「死んだ瞬間」の4話をアントニオーニが、プロローグ、挿話、エピローグを共同監督のヴィム・ベンダースが手がけたことでも話題になった。撮影を担当したアルフィオ・コンチーニ、ロビー・ミューラーによる流麗な映像も美しい。1995年ヴェネチア映画祭批評家協会大賞受賞作品。 アントニオーニ自身による短編小説を原作にした物語は、胸にひっかかりを与えるに十分なほど欲情的かつ官能的。切ないエロスに溢れていて、フランス映画らしい愛欲の世界が堪能できる。ソフィ・マルソーの大胆なベッドシーンが大いに話題となったが、肉の戯れと呼ぶにふさわしい濃厚な性描写も、感情描写のひとつとして素直に胸を打つ。出演陣もジョン・マルコヴィッチ、ジャン・レノ、イレーヌ・ジャコブなどそうそうたる名優たちが総出演。(茂木直美)
カスタマーレビュー
ヨーロッパ映画が好きな方に 愛のめぐりあい [DVD] ジョン・マルコヴィッチ
痛快ハリウッドムービー好きの方には???だと思います。ヨーロッパの抒情詩的な映画が好きな方には是非お勧めです。特にイタリア・フランスが大好きな私には珠玉の一本です。
極めてヨーロッパ的です 愛のめぐりあい [DVD] ジョン・マルコヴィッチ
どのストーリーもコンパクトにまとまった小編といった趣である。第四話 「エクス・アン・プロヴァンス」のイレーヌ・ジャコブの控えめな演技が光る。夜の薄明かりの中、雨、噴水、といった背景の冷たさが画面をぼんやりと覆う。ヴァンサン・ペレーズが控えめな彼女に惹かれる気持ちがよくわかる。彼は、なんとか糸口をつかみたいと彼女を誘うことに固執する。最後に彼女が彼を受け入れられない理由が「一言で」説明される。それを見た視聴者は、余りにヨーロッパ的なラストの展開を「受け入れる」か、こんなことありえない、と「否定するか」どちらかだろう。おそらく少しでも仏文学に触れたことのある人には、理解できると思う。久々に心が動かされた。と同時に人に薦めるのは難しく、好みが分かれる作品だと感じた。名優ジャンヌ・モローとマルチェロ・マストロヤンニが映画のストーリーとは無縁のシーンで登場するのはご愛嬌といったところか。
最新レビュー 愛のめぐりあい [DVD] ジョン・マルコヴィッチ
愛のめぐりあい [DVD]を買った人はこんな商品も買っています
関連ページ
|