エディターレビュー
ニューオーリンズで銃の乱射事件が発生。犯人は11人を射殺して自殺。犠牲者の家族は大手銃器メーカーを相手に訴訟を起こす。被告側は伝説の陪審コンサルタントのフィッチを雇い、評決の鍵を握る陪審員に裏工作を開始する。 数あるジョン・グリシャムの小説の映画化作品の中では、間違いなくベストワンといえる傑作。我が国でも近く導入される、陪審員制度を題材に、陪審員のひとりであるニック(ジョン・キューザック)が仕掛ける謎の策謀と、陪審員を意のままに操り判決を有利にせんとするフィッチ(ジーン・ハックマン)とのかけひきは、ワンカットたりとも目が離せないスリルに満ちている。また貫禄たっぷりのシーン・ハックマンと、原告側の弁護士ダスティン・ホフマンの演技合戦も見もの。劇場公開時は短期間で終了したが、ストーリーテリング、編集、演出、演技、どれをとっても一級品のリーガル・サスペンス。(斉藤守彦)
カスタマーレビュー
原作の方が面白い ニューオーリンズ・トライアル/陪審評決 プレミアム・エディション [DVD] ジョン・キューザック
まあまあ面白いですが、原作の「陪審評決」の方がずっと面白いと思います。グリシャム作品の中でも最高傑作と言って良いのではないでしょうか。
原作のスリリングな展開は映画向きと思うのですが、本作品はハラハラドキドキもほとんどなく、はっきり言えば退屈です。ストーリーや結末も原作と大きく変わっているわけでもなく、せっかく映画化したのに、平凡な出来に終わってしまいました。
ジョン・キューザックのミステリアスな雰囲気はまさにニコラスで、ハマリ役ですが、レイチェル・ワイズはちょっと可愛い感じで、マーリーには合わないと思います。
本作品に限ったことではありませんが、まずは原作を読むことをお勧めします。
痛快な復讐劇です。はい ニューオーリンズ・トライアル/陪審評決 プレミアム・エディション [DVD] ジョン・キューザック
かつて、地方の町で起こった銃乱射事件。
犠牲者の遺族を中心に町ぐるみで起こしたメーカーへの損害賠償請求訴訟で敗れ、予算を使い果たしたその町はつぶれてしまいます。
その要因を作ったのは、銃器メーカーの莫大な資金を背景とした陪審コーディネーターの存在がありました。
日本で新しく導入される裁判員制度と混同し、問題点を指摘する意見がありますが、まったくの誤解です。
日本の刑事事件の裁判制度は、単館上映ながら公開された邦画「ポチの告白」や「それでもボクはやっていない」のように「警察=検察=裁判所」の市民感覚からかけ離れた閉鎖的なシステムで判断され、起訴された者の97%が有罪判決を受けています。
この異常さは以前から指摘されており、民主的で公平な司法をアピールするために導入されました。
しかし重大な刑事事件にのみ導入され、しかも3人の裁判官の意見の一致が前提条件で裁判員の権限は限定的なものとなっています。
かたやアメリカの陪審員は刑事事件の有罪、無罪を決定する権限を持ち、民事裁判にも陪審員制度が導入され原告、被告のどちらを勝訴させるかの絶対的な権限を有しています。
この制度により一般市民が納得できる判決が導き出されるのです。
しかし訴訟当事者は自分が有利な(あるいは不利にならない)ための法廷対策を行います。
リサーチをして司法取引や陪審員選任での同意、不同意の判断を行います。
これがコーディネーターの仕事なのです。
アメリカの裁判では社会的責任の取らせ方として懲罰賠償の概念があります。
たとえ刑事事件では無罪(あるいは不起訴)となっても道義的責任が認められる場合は民事裁判で(もちろん告訴人は必要ですが)高額な賠償金の支払いを命じられるケースがよくあります。
個人では多額の経済的損失や自己破産に追い込まれたりします。
企業では倒産や廃業につながるケースもあります。
ハロウィンの日本人留学生射殺事件、引火爆発したホンダ車の賠償金など記憶されている方もおられるでしょう。
この作品はマイケル・ムーアの「ボーリング・フォー・コロンバイン」と同じく、銃製造メーカーの社会的責任を追及する姿勢がベースになっています。
さて、一度は悪徳コーディネーターによって破滅させられた人たちは、どの様にして復讐を果たすのでしょうか・・・
くたばれ修正第2条!あぁ、快感・・・
見てがっかりした ニューオーリンズ・トライアル/陪審評決 プレミアム・エディション [DVD] ジョン・キューザック
見て時間を損した。裁判物は好きなので期待していたが、ラストが近づくにつれていやな気分になってきた。
まあ、自分の趣味に合わないだけなので、気に入る人もいるとは思います。
陪審員の議論以外で面白い。 ニューオーリンズ・トライアル/陪審評決 プレミアム・エディション [DVD] ジョン・キューザック
昔から裁判・陪審モノが好きで、「十二人の怒れる男」、「12人の優しい日本人」を見て面白かったが、これもかなり面白かった。
「十二人」の内容が、陪審員同士の議論を通じて意見が変わっていく様子を主に描いているのに対して、この作品は陪審員の純粋な議論以外の部分での駆け引きやトリックがより多く描かれている。
最後の評決後は、うれしい気持ちとともに、陪審員の意見がこれぐらい(は大げださろうけど、それにいくらか近く)変動することは、ある意味で大いに危うい制度なんだと実感した。
名優たちの共演 ニューオーリンズ・トライアル/陪審評決 プレミアム・エディション [DVD] ジョン・キューザック
ハッとさせられるほどのインパクトはありません。 でも、昨今のCG満載のハリウッドに辟易させられている方には、是非お薦めしたい“ドラマ”です。 言うまでもなく、この映画の真骨頂は、もはや大ベテランのダスティン・ホフマンとジーン・ハックマン、若手(?)演技派のジョン・キューザックの共演かと思います。 インパクトがなくとも、逆に欠点も見つかりません。 法廷ものが好きな方も、がっかりさせられることはないはずです。
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