カスタマーレビュー
魅力的な新キャラ、見事な結末 ターミネーター2 特別編 [DVD] アーノルド・シュワルツェネッガー
前作での過酷な経験を通じて目覚めてしまったサラ(リンダ・ハミルトン)は、
常人には理解できない言動ゆえ精神病院に強制収容されている。
そして、カイル(マイケル・ビーン)の面影を宿すように見える華奢な美少年、
ジョン(エドワード・ファーロング)は、養親の元で奔放な毎日を送る。
そこに現れる2人の屈強な男、狙いはもちろん…。
よく考えると、前作をほぼなぞる展開なのに、なぜ飽きずに見ることができるのか?
私が思うに、それは新キャラが見事に既存のキャラを補完した上に、
ストーリーに深みを与えているからでしょう。
まず、ジョン。華奢で頼りない彼の存在が、
たくましい母サラとの間の親子愛を印象的に見せる上に、
これまた武骨なターミネーターとの交流、友情関係、
さらには擬似的な父子関係すら想起させてしまう(前作で実父を…なのに)ように思います。
ラストの見事さも、ジョンの存在が寄与したところは大きいと考えます。
もっとも、残念極まりないのが、その後のエドワード・ファーロングの低迷です。
ターミネーター3以降、彼が出演しなくなったのは、明らかな損失でしょう。
次に、T1000。その無表情な悪役ぶり、
液体金属という属性(←絶対にジョンを仕留められたはずなのに…。戦略はまずいですね)、
元祖ターミネーターT800すら人間的に見せてしまう彼の存在感もまた、
本作の価値を高めています。ロバート・パトリック万歳!
ちなみに、前作との関連や服装のチョイスなどから、
T800と鉢合わせるまで役割が不明な点は、脚本が上手いと思います。
さて、続編「3」はさほど印象のない映画となったのに、
さらにサラをめぐる外伝、クリスチャン・ベイル主演(←やや期待)の「4」と、
まだまだ先は長そうな本シリーズですが、1・2を越えることができるのか?興味津々です。
改めて見ても、物語の構成に唸ってしまう。 ターミネーター2 特別編 [DVD] アーノルド・シュワルツェネッガー
もう公開から10年以上も経っているのに、
今見直しても感嘆してしまうくらい、とても素晴らしい脚本と演出。
人間ではないが、人間らしさを身に着けてゆくターミネーター、
そしてそのターミネーターに父性を感じ取るジョン。
そのはざまで揺れ動くサラ。
敵も一筋縄では行かないところがミソ。
これまでのアクション映画のおいしいろころは強襲しつつも、
タイムマシン物であり、ロボット物でもあり、かつアクション映画であり、人間ドラマでもある、すごい映画。
キャメロン監督のこだわりが生んだ大傑作。
母性愛、友情、そして信頼 ターミネーター2 特別編 [DVD] アーノルド・シュワルツェネッガー
冒頭はどちらのターミネーターが味方であり敵なのか緊張感を漂わせる。そして救い出されたジョン・コナーとターミネーターとの会話のやり取り。機械であるターミネーターだけれど人間性のあるジョンとの触れ合いに人間らしさを重ねてゆく。そしてジョンの母親サラ・コナー。前作で敵として戦ったターミネーターに最初は警戒心を抱いていたが「ジョンの父親になれるのはこのターミネーターなのだろう」と考えるほどに信頼を築き戦友としての絆を深めていく。ジョンとサラの間で母性愛を描き、ジョンとターミネーターとの間で友情を描き、サラとターミネーターとの間で戦友としての信頼を描く。SF作品でありながらドラマもしっかりと礎にあり脚本の素晴らしさに感心し感動しました。今後数十年経っても色褪せない大傑作だと思います。
天才、ジェームズ・キャメロンのNo.2 ターミネーター2 特別編 [DVD] アーノルド・シュワルツェネッガー
私が観賞した数百の作品の中で最も素晴らしい作品の一つだ。「エイリアン2」の項でも言及したが、続編作りの天才で完璧主義者の巨匠ジェームズ・キャメロンの完成度2位(私の勝手な順位付け、1位は勿論「タイタニック」)の作品だ。 まだ初々しかったエドワード・ファーロングをジョン・コナー役に迎え、前作とは全く違うテーマで恐怖や希望を描く、それを153分(劇場版は137分)にまとめたので密度は濃いが、そこがこの映画の良いところだ。 当時、「アビス」等で使われ初めていたCGIを数十カットで使っている。勿論それも素晴らしいのだが、この作品で本当に素晴らしい視覚効果は作品中では無視為れやすいスタン・ウィンストンの作り出したまだ手作り感の有った視覚効果だろう、頭をどう巡らしても思い浮かばないようなカラクリは現在無駄に多用為れているCGなんかよりもよっぽどリアルだ。この様な素晴らしい視覚効果を作り出し、観客に魅せつけてくれたスタン・ウィンストンも2008.6に亡き偉人に。黙祷。 SF、アクションの筈なのに最後は泣ける素晴らしいストーリーはこの作品が無ければ永遠に思い浮かばなかったであろう、と断言出来るほど個性的で完全なストーリーだ。 今回のDVD仕様には吹き替えが無いという批評が多いがこれは版権の問題なので許してあげよう、その代わりdts-ES音声が素晴らしいぞ。
改めてJ・キャメロンの緻密な映画作りを堪能! ターミネーター2 特別編 [DVD] アーノルド・シュワルツェネッガー
劇場で観た時もひょっとしたら、と思ったところにやはり追加シーンが加えられていた。この映画で、ゲーセンで撃たれる小峰隆夫が公開時の映画チラシに「スイッチ1つでターミネーターの動きが止まる、上半身だけのシュルネツェネッガーの人形」と書かれていたが劇場版ではカットされていた。その後シナリオ写真集を立ち読みしたした際に笑うことを学習するシーンなどが紹介されていたがここでは復活している。また「1」で登場したM・ビーンも復活。これは1つの映画で2つの夢のシーンを入れることに映画として違和感を感じるのでカットしたとJ・キャメロンは語っていた。緻密な構成とストーリー仕立てに自分の作品を客観的に観れる能力。完全版は「エイリアン2」と同じくアクションよりもややドラマ性に比重を置いた作りであるが、だからといって退屈でもない。常に新しい試みに挑戦しているJ・キャメロンの映画作りには改めて脱帽。09年公開予定のSF作品も非常に楽しみです。
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