なんといってもラカンパネラがかなりすばらしいです。いろいろなラカンパネラを聞きましたが、一番聞く人の期待に近い演奏だと思います。弾き方次第で大きく表情を変えるこの曲ですが、ワッツのものは丁寧で美しい。汚くなりそうな難しいフレーズも美しさを保っています。
リスト弾きはシフラ、アラウ、ボレットとそれぞれ色がありますのでいろいろ聞いてみると面白いと思います。
技巧的なパガニーニによる練習曲から、晩年の宗教的な小曲まで、広くリストを聞くことのできるアルバム。ワッツの演奏は、技巧的かつしなやかで、これらの曲を堪能できる。シェーンベルグの無調音楽に先行していた予言的な無調のバガテルが聞けるのが嬉しい。
Disc1
1.「パガニーニによる大練習曲」~第3曲嬰ト短調“ラ・カンパネラ”/第4曲ホ長調/第5曲ホ長調“狩”
2.「巡礼の年第1年:スイス」~ワレンシュタット湖畔で
3.「巡礼の年第2年:イタリア」~物思いに沈む人
4.「巡礼の年第3年」~エステ荘の噴水
5.ハンガリー狂詩曲第13番イ短調
6.「3つの演奏会用練習曲」~溜息
7.忘れられたワルツ第1番
8.暗い雲
9.調性のないバガテル
10.ノクターン「眠られぬ夜,問いと答え」
11.ノクターン「夢のなかに」
12.超絶技巧練習曲第10番ヘ短調