1968〜1980年までのコロムビア在籍時代にリリースされた全シングルのA面曲31曲に、アルファ及びCBSソニーからリリースされたシングルより3曲、さらにティン・パン・アレイと組んだ1977年の名盤「アワー・コネクション」から全曲を収録しリマスタリングが施された究極の作品集。流麗なストリングス・サウンドを核にした繊細且つ絶妙なアレンジが施されたフォーク、GS、ソフト・ロックなどの要素を取り入れた楽曲は本当に素晴らしいの一語。本作を聴いて改めて日本の昭和の歌謡曲の凄さを実感した次第です。そして、聴き手の心を掴んで離さないいしだあゆみさんの悩ましげな歌声はまさに唯一無二。その神々しい美しさにすっかり魅了されました。
『赤いギヤマン』『波になって』などレア音源が入っているのがうれしいです。『太陽は泣いている』『ブルーライトヨコハマ』はもちろん、アワーコネクション全部収録とは気前が良いです。しかし『赤いギヤマン』がいちばん好きです。楽曲の完成度や詩、声にすごく合っています。いしだあゆみさんには新しい作品も出してほしいです。
いしだあゆみのコロムビア時代のシングルの復刻CDだが、注目はティンパンとの競演となったアルバム『アワー・コネクション』の全曲が収録されたことだ。歌謡曲のジャンルに分類される彼女だが、初期から充分に従来の歌謡曲ではなく、ポップスの香りが充分に漂っていたのだから、このアルバムでのティンパンとの出会いがちっとも不思議ではない。そして仕上がりは申し分ない。それぞれの良さが解け合って、いい世界が創り出されている。
最近、『アワー・コネクション』がアルバムとして復刻されたが、『アワー・コネクション』を含めていしだあゆみの世界が満喫できる、こちらのアルバムをお奨めしたい。
いしだあゆみのコロムビア音源は大半がCD化されており、
曲目を見た限りではアルファ時代のEP『赤いギヤマン/波になって』
およびLP『アワー・コネクション』再復刻以外、目新しい曲は無い。
(『波になって』はかつて一度CD化されている。)
しかし、筆者が驚いたのは リマスターされた音である。
特に『ブルー・ライト・ヨコハマ』が、これまで発売済のCDより
格段に音質が向上しており、録音当時のスタジオに居るかのよう。
音の一つ一つを重視する筒美京平の技術が堪能できる。
ブックレットもカラーページ・解説共に充実しており、
デザインも美しい装丁で良心的。
曲重複ゆえ聴かずじまいにするには惜しい仕上りであろう。
ただ、某D氏による文章は主観ばかりと知識不足で如何なものか。
歌謡曲ファンにとっては怒りを通り越し「絶望」すら抱かせる代物。
その方の文章以外の項目は非常に充実している事を念のため記す。