毎年レコ芸の現代曲受賞作品をチェックしているが、昨年度は日本人の細川氏の作品が受賞。確かにこれといった目新しい作品はここ数年上がっていなかったのだが。武満トーンが感じられるハープ協奏曲「回帰」、随所威嚇・崩壊を示し鳥肌が立った。「森の奥へ」では床をたたく足音が効果的に世界との関わりを示しているし、「相聞歌」では長唄を現代音楽タッチで表現している。最後の「想起」についてはマリンバという楽器から「うねり」を引き出したもの。アコースティックからの
環境音楽へのアプローチといったところか。全体にリラックスして傾聴できるのがいい。
Disc1
1.ハープ協奏曲「回帰」-辻邦生の追憶に-
2.森の奥へ~児童合唱のための
3.相聞歌~声,筝,チェロ,室内オーケストラのための
4.想起~マリンバのための