東京物理大学戦略ネットワーク研究室の研究生、白瀬慧(中井和哉)。日ごろは怠惰な生活を送っているかのように見えるすっとぼけた彼だが、実はどんなハッキングでもやってのけるハッカーとしての裏の顔があった…。天才ハッカーの活躍を描いたTVアニメの問題作。2003年の初放映では1話を3分割した15分バージョン全15話が、再放送で30分バージョン全5話がオンエアという特殊放映形態も話題になった。金銭になびくことはなく、パソコンのパーツやオタッキーなレア・アイテムを報酬に仕事を引き受けるという主人公をはじめ、各キャラクターの設定などが非常に魅力的でおもしろいが、さまざまな伏線を張り巡らせつつもそれらを解決させることなく、特に最終話は数々の謎を残したまま、あっさりと終わってしまったあたりも、ファンの賛否を呼んでいる一因か。いつでも続行可能な、しかし続行しないからこそ伝説にもなっている不思議な作品ではある。(増當竜也)
2003年10月〜2004年2月までの期間、TVKなどUHF系各局で放映されたアニメ。
放送枠の都合で、本来1話30分アニメだったものを、15分×3本で1話分を放映した。
主人公のシラセは、いつもPCに囲まれた自宅アパートでゴロゴロしており、下はパンツ一丁。長髪を後ろで結んでいる。
天才的なハッカーで、国家機密のハックはもちろん、衛星の軌道すら変えてしまえる実力の持ち主。それでいてビンテージ機器に目が無く、ネコミミ同人誌をこよなく愛する漢。そして筋金入りのロリコンである。
ヒロインは天野美紗緒。もちろん、某アニメの某キャラがモデル。
あがり症で口下手だが、シラセの事を慕っており(何故!?)彼の前では明るく振る舞える。料理上手で、しばしばシラセのアパートを訪問して食事を作ったりしている可愛い娘だ。
まず理想的なヒロインと言えそうだが、問題は彼女がシラセの親戚筋であり、しかも11歳であるという事だ。おまけに知ってか知らずか、しばしばシラセを誘惑するような行動をとる、困ったお子様である。
誘惑と言えば、サブヒロインの柚木頼子(10歳)も実にやっかいだ。
舌なめずりをしながら、シラセの耳元で「あたし、濡れちゃった‥‥」などと発言する、遵法精神の欠片もない娘っ子である。
‥‥とまあこんな感じの実にイリーガルすれすれな設定で、日本でしか放映できなさそう。
ストーリーはそれなりに面白いのだが、設定がマニアック過ぎてウケなかったのか、予定されていた「第二部」は未だに制作されておらず、シラセの過去や物語の帰着は謎のままである。
とりあえずニートな人、ヒッキーな人は見ると勇気が出る(笑)だろうし、「お兄ちゃん」と呼ばれるとチャクラが勝手に開くような方や、ピ○シーミサのグッズを未だに手放せない方は、嫁(シリコン製)を質に入れてでも買うべきだろう。