2004年2月1日のみなとみらい線開通に合わせて、大手レコード会社3社から「横浜」の名前を冠したコンピレーションが発売されました。ソニーの「横浜幻想(ヨコハマ・ファンタジー)」、コロムビアの「ハーバーライト 横浜BEST」、そして本盤・ビクターの「横浜ソウル・ブルース」です。
前2者がおしゃれできれいな観光地「横浜」をイメージして構成されているのに対し、本盤は地に足の着いた「ハマ」の香りがプンプンとただよってきます。ハマの本牧で育った私にとって、ここは猥雑で危険で楽しい「ごった煮の街」なのです。そして、そのイメージに一番近いのがこの「横浜ソウル・ブルース」です。おしゃれな「横浜」も確かに良い所です。ですが、そのウラにある「ハマ」にはもっと深い魅力がひそんでいます。すぐにこちらの「ハマ」に来いとはいいません。音楽も街も、表の「横浜」堪能してから、ウラの「ハマ」に立ち寄ってください。必ず楽しめます。でも、せっかく3社出そろったんですから、いっぺんに聴き比べてみるのもいいかもしれませんね。
最後に。この3盤全てに平山みき(三紀)さんの楽曲が収録されています。これは彼女が「横浜」「ハマ」を題材にした楽曲を多く歌ってらっしゃることもありますが、何よりご自身がジャパニーズR&Bのトップシンガーとして長年活躍されてきた証ではないでしょうか。彼女はクールでハスキーでグルーヴィー。入門編としてはコロムビアの「筒美京平Tracks」とソニーの「筒美京平を歌うアンド・モア」が最適です。体験されてない方は是非この機会に触れてみてください。シビレます、絶対!
Disc1
1.YOKOHAMA HONKY TONK BLUES (松田優作)
2.FENCEの向こうのアメリカ (柳ジョージ&レイニー・ウッド)
3.LONELY HEART (Japanese Version) (クリエーション)
4.冷たい太陽 (舘ひろし)
5.横浜 DAYBREAK (柴田恭兵)
6.BAY CITY BLUES (松田優作)
7.ジアメ車と夜と本牧と (クレイジーケンバンド)
8.ヨコスカ・マドンナ (平山みき)
9.横須賀 (ダンガン・ブラザース・バンド)
10.本牧綺談 (萩原健一)
11.ジュン (高橋真梨子)
12.灰色の街 (松田優作)
13.伊勢崎町ブルース (青江三奈)