エディターレビュー
万引きに失敗した予備校生・畑まみ(秋吉久美子)は、中年男の平田洋一郎(長門裕之)に声をかけられる。平田はまみとその友人・ちあき(清水理絵)をラブホテルに誘うが、バージンであるまみが痛がって性交は未遂に終わる。やがてまみとちあきは故郷・岡山に帰ろうとするのだが、平田がふたりに同行。ちあきと別れたまみと平田は、アングラ劇団で合宿生活を送ることになる…。 藤田敏八監督と秋吉久美子による青春映画第3弾。少女と中年男がさまよい歩く、ロードムービー的構造となっているのだが、今ひとつ焦点の定まらないストーリーが難点。放浪を続ける秋吉と長門裕之の中年男のちぐはぐな関係がユニークで、そのいでたちが時代を感じさせる長門の「俺にはバージンを守る義務があるんだ!」との叫びはもの悲しい力強さを感じさせる。本作のモチーフとなったのは野坂昭如の異色歌謡曲「バージンブルース」。その強烈な歌詞と野坂の木訥な歌唱は忘れがたいほどのインパクト。(斉藤守彦)
カスタマーレビュー
昭和49年の世相が懐かしくなる作品 バージンブルース [DVD] 秋吉久美子
決して出来の良い作品だとは思いませんが、昭和49年(1978年)の世相が色濃く出ていて、懐かしくなる映画でした。中でも、特別出演の野坂昭如が野外で歌うシーンは圧巻!当時19歳の、危なっかしい秋吉久美子は抱きしめたくなるほどの可愛さ!ラストで全裸で海を泳ぐシーン以外、彼女のヌードは有りませんので、念のため。
青春の蹉跌を描いた作品 バージンブルース [DVD] 秋吉久美子
浮遊する境界人の交わりを描いた作品。この作品に出てくる、まみも洋一郎も、確固たる人生設計とは無縁のボヘミアンで、全共闘後の虚無性を背負って生きる、不確かな存在だ。そうした人間達が、心の隙間を埋めるように惹かれあうが、それは結局そこにない何かを追い求めるむなしい抵抗のようなものだ。当時の作品には、ある意味「青春の痛み」のようなものを感じさせる作品が多かったし、藤田敏八はそういう作品を非常にうまく作った。秋吉久美子が、現代のティーンアイドルが束になっても叶わない、触れると壊れてしまいそうな、コケティッシュな魅力を発揮している。
3部作の中では1番 バージンブルース [DVD] 秋吉久美子
銀行のATM、公衆電話、電車、バス等時代を感じさせるものがある。感動作でも無く、笑える作品でもない。この時代を懐かしいと思う人だけが見る作品です。3部作の中では、1番良いと思う。
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