コルンゴルトはクラシック音楽家であり、映画音楽もたくさん作った。
その彼の唯一の交響曲がこれである。
全体的に映画音楽の香りを漂わせている。
吹奏楽をやっている人はメリロという作曲家をご存知だろうか。
代表作はGodspeed!、Time to Take Back Knights、MUSASHIなど。
そのメリロはコルンゴルトの影響を物凄く受けていて、自分の作品にかなり反映されている。
この交響曲にも似ている作品がある。
それはメリロの3枚目のアルバム「WAIT of the WORLD」に収録されている、WAIT of the WORLDという作品である。
この作品のメインテーマはこのコルンゴルトの交響曲の第2楽章のメインフレーズに酷似している。
コルンゴルトの場合もメインテーマを奏でるのはホルンで、メリロの場合も全く同じ楽器である。
興味のある方は聞き比べてみていただきたい。
他にもコルンゴルトが作曲した映画音楽「シー・ホーク」のメインテーマもメリロが真似をし、自分の作品である「ERICH!」にもろ活用している。
因みにこの曲はコルンゴルトに捧げている曲である。
後世の作曲家にたくさんの影響を与えたコルンゴルトの最初で最後のシンフォニーは、ハリウッド映画の音楽を作った経験が生かされている。
後期ロマン派の匂いを漂わせつつ、金管楽器の華やかさなど、映画音楽にも聞こえてしまう感動的な作品である。
演奏しているのは同じ映画音楽作曲家でありながら指揮者でもある、アンドレ・プレヴィン。
そしてオーケストラも数々の映画音楽のレコーディングをも手掛けた、イギリスの名門、ロンドン交響楽団。
映画音楽に何らかの関わりをもっているコンビのコルンゴルトはまさしく鳥肌モノである。
これ以上の演奏は必要ない。
この交響曲は知られざる名曲ということになると思いますが名曲です。プロコフィエフやリムスキー=コルサコフなど、ロシアの近代作曲家を想わせるメロディーが溢れています。他の指揮者の演奏と聴き比べた訳ではありませんが、プレヴィンはこの曲の魅力をよく引き出していると感じます。