CCCDでの復刻盤‥はさておき、オリジナルが廃盤なのでこちらにレヴュー。
発売当時リアルタイムで耳にした多くの人にとって、このミニアルバムほど忘れられないものはないのでは?当時の日本のシーンにはラップという概念はあったけれども、まだヒップホップという概念は広く共有されていなかった。ブッダの功績は、ヒップホップという概念を見事に翻訳し、昇華して、日本に持ち込んだことだろう。
これを聴いたときの衝撃は今でも覚えている。当時中学生だった私には、カッコいい!というより、「何だこれは!」という、全く未知の「異物」に対する感覚に近い衝撃。
ヒップホップマナーの独特な言い回し、聴いたことのない言葉、ドープなトッラク。意味も解らずひたすら聴きまくるうちに、「ヒップホップ」「イル」といった感覚がだんだん分かってきて、その後ヒップホップに夢中になったことは言うまでもない。
煙たく、アンダーグラウンドで、危ない空気が、このアルバムを通して流れている。同時に、当時急成長していた日本のアングラヒップホップシーンの意気込みも感じ取れるはずだ。ベスト盤にはいい曲はたくさん入っているが、この時代独特の空気は感じ取れない。ブッダの真のヤバさを感じるならまずはここから。
正真正銘日本語RAPのベストトラック!!!DLの仕事には今でも圧倒されるけど、このトラックは恐らく日本のベストトラック5本に入る名作!ブッタが帰国して日本に投下したこの作品は、その後の日本語RAPに多大な影響を及ぼしたに違いない。ドープで土臭い、アングラの闇に濃く濃く覆われた作品です。普通が何だかキズケヨ人間★
Disc1
1.ENTER DA 76 ZONE~INTRO
2.ILL伝承者(DEMO VERSION/APRIL FOOL MIX)
3.人間発電所(ORIGINAL’96VERSION)
4.大怪我(ILL JOINT STINKBOX)
5.魔物道(KRUSH GROOVE 2~別バージョン)
6.人間発電所(オマエもこの気持ちよさにやられちまいなMIX)
7.ILL伝承者(TAKE 2)